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飲酒運転根絶フォーラム

 

世代を越えてつなぐ意思――福岡「飲酒運転根絶フォーラム2026」参加後記

2026.2.13

2026年2月9日、福岡市で「飲酒運転根絶フォーラム2026」が開催されました。

福岡は、飲酒運転による深い悲しみを経験してきた地域です。
だからこそ、このフォーラムは単なる啓発イベントではなく、
「同じ悲劇を二度と繰り返さない」――その想いをつなぎ続けてきた取り組みの一つです。

会場で強く印象に残ったのは、高校生たちの発表でした。
自分たちの言葉で大人へ語りかけるそれらは、
単なる発表ではなく、心からの叫びに聞こえました。

「どうして、まだ飲酒運転がなくならないのか」
「どうして、大人が止めてくれないのか」
「どうして、命が奪われなければいけないのか」

まっすぐで、逃げ場のない言葉でした。

その言葉を聞きながら、私たちは考えさせられました。
社会人として、安全に関わる仕事に携わる者として、
本当にできることを尽くしているのだろうか、と。

書道パフォーマンスも心に深く残りました。
筆が紙に触れた瞬間、そこには確かな体温と熱量を感じました。

書道は一度書いたらやり直せません。飲酒運転も同じです。
一瞬の判断や油断が、誰かの人生や家族の未来を奪ってしまうことがあります。
取り戻すことも、書き直すこともできません。

今回のフォーラムで強く感じたのは、
飲酒運転をなくすのは特別な誰かではない、ということでした。

一人ひとりの「しない」という意思。
一人ひとりの「止める」という勇気。
その積み重ねだけが、社会を変えていくのだと思います。

高校生たちは、大人に、社会に、未来を託しています。
その想いに、私たちは応えられているでしょうか。
仕事の中で、日常生活の中で、家族との時間の中で、
私たちにできることは、まだたくさんあるはずです。

飲酒運転ゼロの社会へ。
それは遠い理想ではなく、私たち一人ひとりの選択の先にある現実なのだと、
改めて感じた一日でした。