行政処分

 

バス/タクシー/トラック

 

点呼

 

監査

 

指導監督

 

関東運輸局

 

乗務時間

 

過労運転防止

 

運行管理業務の違反が約7割(関東運輸局監査2020年11月度)

2021.1.15

 

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2020年11月度、関東運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均6.7件。

 

関東運輸局管内の11月度の監査対象事業所は、
 ・トラック28事業所
 ・タクシー8事業所
 ・バス2事業所
合計38事業所でした。

 



また、38事業所の合計違反数は256件でした。1事業所あたり違反数の平均は、約6件というところでしょうか。前回の中部運輸局と、ほぼ同じですね・・・。

さて、内容はどうでしょうか。

  

違反ワースト1位(小項目)は、指導監督、次いで点呼と乗務時間

 

256件の中身は、以下、36種類の規則違反となっていました。

ワースト1は、運転者への指導監督実施義務違反でした(初任、高齢、事故惹起等、特定運転者ではなく)。

 

違反ワースト1位(大分類)は、指導監督でした。

 

法令規則をもっと大分類でわけると、違った結果となります。


ワースト1位 指導監督(特定含めると、圧倒的に多い!)
ワースト2位 点呼
ワースト3位 事業計画や事業報告(届け出、変更関連)

となりました。

 

点呼、やや改善傾向か。

告示違反は、全体の8%程度。指導監督や点呼と比べれば、遵守率がずっと高いように見えます。

指導監督(法定の適性診断実施義務 含む) が圧倒的に多く、点呼の違反率は、ワースト2位ではありますが、以前と比べて改善されている印象を持ちます。

当社は2014年、9000件の行政処分を調査したことがあります。
このときの違反ワースト1は、点呼関連でした。

ところが、今回の関東運輸局の監査結果を見る限りは、点呼の比率がすこし低くなっています。
行政処分の強化は、IT点呼の普及などが、じわりと効果として現れているのかもしれません。

総評

総評を1枚の絵にしてみました。

みなさん、どう思われますか?

運行管理者の重要な業務が・・・

選任された運行管理者は、何が忙しくて、本業である「運行管理者の業務(貨輸送安全規則20条・旅客運輸規則48条)」に集中できない状態にあるのでしょうか?

それとも、法令・行政・規則がもはや古く、運行管理者はペーパーワークで忙しく、ドライバーと話す時間がないということ・・?