2月4日、福岡県粕屋町で「飲酒運転根絶フォーラム2025」が開催されました。

主催者であるNPO法人はぁとスペースの代表山本美也子さんは、
14年前、同市で当時16歳だった長男寛大（かんた）さんを亡くされました。
友達と歩いているところを飲酒運転の車にはねられ、即死でした。

フォーラムは2人が通っていた博多高校の生徒たちの「飲酒運転根絶」への願いが込められたパフォーマンスや、福岡県出身のシンガーソングライター川嶋あいさんのライブ、山本代表と川嶋さんの対談などが行われました。

若い世代は固い誓いを持って、飲酒運転がはびこる負の連鎖を断ち切ろうとしています。あらゆる五感で社会へ本気で訴える「目」はどこまでもまっすぐです。

もう二度と、未来ある命を奪わないでほしい。
和太鼓にのせた情熱と、筆先に宿した心からの誓い、切実な願いは生徒たちに脈々と引き継がれています。そして、そこで育まれた「飲酒運転根絶への思い」という種は、彼らが大人になり巣立ってゆく中で、社会に蒔かれ根を張っていきます。

私たち大人は、飲酒運転は悪質な犯罪であることを常に肝に銘じ続け、この正しいまなざしを持つ若者たちを失望させてはなりません。

「飲酒運転根絶フォーラム」は、単に一つのイベントに留まらず、飲酒運転という社会問題に対する啓発と意識改革の一歩として大変意義深いものです。

フォーラムの動画が公開されています。ぜひご視聴いただき、たくさんの方に広めてください。

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福岡で高校生に伝えたかったこと。職業としての飲酒運転根防止。

アルコール・インターロックの社会実装を。飲酒運転根絶フォーラムで法制化の訴え高まる。