アルコール検知器協議会

 

なんと倍増!アルコール検知器協議会の58社は何を意味するか?

2022.7.4

会員企業数 58社に。

今年に入ってから、入会希望の企業が増えていたようです。



今月に入り、アルコール検知器協議会のウェブサイトを確認してみたところ、なんと、58社になっておりました!

昨年9月は23社だったのに、58社に。なんと倍以上という・・。大人気というか、スゴイ増え方です。

 

確かに、安全運転管理者選任事業所のアルコール検知器義務化をうけて、今年に入ってから続々と、アルコール検知器を販売する企業様が増えてきておりました。



アルコール検知器協議会という団体には当然理念や規約があり、飲酒運転や飲酒問題を解決するために中期的な計画を立てて日々活動しています。

理念に賛同する会員企業が増えることは、目標へむけて仲間が増えたということであり、素晴らしいことだと思います。


・・さて、とはいえ、ビジネス上の競争は又別でございます。

 

アルコール検知器市場の片隅で、設置型を小声でつぶやく。



アルコール検知器は、ただでさえ、数年前から競争が激しい状況が続いておりましたが、ここにきて、当社にとっては、ものすごく手強いライバルメーカーたちが増えてきました。どのメーカー様も、大変お手頃価格であり、性能もさすがに法人向けですので、それなりに満たしているでしょうから、当社としてはものすごい脅威でございます。
 

ああ・・、ただでさえ当社は、「お手頃なものを・・」という価格市場においては十数年前から惨敗状態でありまして、お客様からは見向きもされておりません。

この度、さらに追い打ちをかけるように、新規参入のメーカーさまがふえたことで、価格競争が始まり、ますます1万円前後の市場においては、競争に参加すらできない状態で御座います。

申し訳ございません、企業努力がたりず、アルコール検知器を製造販売するのに、どうしても原価がかかっております。一部特許を取っているコストも入っていることもあり、8万とか、15万とか、43万の価値のものとして、販売致しております。当社は日本で製造し、最終的な品質検査も日本でやっておりまして、なかなか低価格は実現できておりません。こればかりは仕方ありません。

アルコール検知器市場の中心で、低価格・高品質を叫びたい誘惑にかられますが、現実的にはムリでして。
ひっそりと、「持ち運べない」「点呼場で場所を取り過ぎる」タイプの設置型を好む企業様との出会いを夢見るしかありません。

 

 

インパクトスライダー




さて、昨今、電子機器分野では異常な状態が続いておりまして。ここ半年で電子部品が本当に入手できなくなりつつあります。とんでもない状況でございます。

 



このように、一部商品が長納期となっております。
ただでさえ一部大手上場企業様の参入などもあり、どうやってこの状態で販売競争をしてゆけば・・。


アルコール検知器 品薄説は、ウソ?

アルコール検知器協議会に入会した企業様が多いということは、一部のメーカーで欠品があっても、それを補うメーカーや流通がしっかりいる、ということを意味しているのではないでしょうか。

 

実際、アマゾンで「アルコールチェッカー」を検索すれば、入手できるアルコール検知器がまだまだあります。

 

また、「アリババ アルコールチェッカー」と検索すれば、数百個レベルで、アルコール検知器を購入することが可能なようです。
https://japanese.alibaba.com/trade/search?fsb=y&IndexArea=product_en&CatId=&tab=all&SearchText=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC

 

義務化は、日本だけですからね。本気で入手しようと思えば、以前も、いまも、入手可能です。
大手新聞系メディア紙の、ろくに調査しない「アクセスを稼ぐだけの誘導記事」を鵜呑みにしてはいけません。

 

問われるのは、「選ぶ目」。

 

昨年9月に、アルコール検知器協議会と、機器認定制度について記事を書きました。

アルコール検知器の選び方ですが、これまでと変わらず、ぜひアルコール検知器協議会の「検定合格品」を選択ください。理由は上記記事の通りでございます。

しかしながら、アルコール検知器協議会の検定合格品が入手できない場合があります。
その場合は、数ある製品のなかから「自分の目」で選択するしかありません。 

 

ひとつ、製品のご提案がございます。
こういう状況のために作ったわけではないのですが、アルコール検知器の感度を簡易的にチェックできるマシンがあります。

 

 

「アルコールチェッカーのチェッカー」とでも言いましょうか。

 

もし購入したアルコール検知器で、性能について「オヤ?」と言うことがもしあれば、こういう機器を手元においとおくこともひとつの選択かと。

アルコールチェッカーの10倍するじゃねーか! って?

・・・アルコール検知器の有効性保持も、ほら、道交法上の義務ですから、これくらい設備投資しても良いのではないでしょうか。

 



注意 冒頭参照記事にあるJ-BACの検定制度文書のリンク先が、最新化されております。記事中のリンク先の文書は古いです。お気をつけ下さい。



旧文書
https://j-bac.org/files/for_member/gijutu/files20190409115827.pdf
https://j-bac.org/files/application_form/files20220629093936.pdf



最新文書
https://j-bac.org/files/files20220629162122.pdf
https://j-bac.org/files/application_form/files20220629093936.pdf