その名も”治療アプリ”。いわゆる「プログラム医療機器」。なんと薬事承認されれば保険も適用されるのだ! アルコール依存症治療領域の場で医師が処方する”減酒治療補助アプリ” 「HAUDY(ハウディ)」を知ってますか?
2025.10.5
沢井製薬株式会社(本社:大阪市))が、先日、株式会社CureApp(本社:東京都中央区)が開発・薬事承認および保険適用を取得※3した減酒(飲酒量を減らすこと)が治療目標となりうる患者さんを対象とした減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」の販売を2025年9月1日(月)より開始することを公表しました。
以下の特徴があるという。
○スマホアプリの「患者アプリ」がある。
○Webアプリの「医師アプリ」がある。
○飲酒習慣の修正による減酒を目指すものである。
○患者さんは日々「患者アプリ」を使い、飲酒記録、個別化された学習・行動を実践し、飲酒習慣の修正を行う。
○医師は「医師アプリ」に反映された患者さんごとのデータや心理社会的治療の支援コンテンツを確認できる。
○限られた診察時間内での診療の質向上が期待でき、定期的な診察の際、患者さんに目標の見直しなどの指導を行える。
○心理社会的治療をアプリで補助することにより、非専門医でも効果的な治療を可能にし、患者さんの治療へのアクセス向上が期待される。
なるほど~。キカイキカイした「医療機器」ではなく、いまや「プログラム」や「アプリ」自体が薬事承認の対象となっており、処方薬となっています。
医療機器上で動くプログラムのことを指しているのではありません。
感性された、いわゆるソフトウェアやアプリ自体を指しています。完成品として、治療薬なんです。処方するんです。
詳しくはこちらもご覧ください。
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0048.html
プログラム医療機器の一覧表もこのサイトにあります。(2025年10月5日時点)
今回の「HAUDY」が155行目に登録されています。
今後このような「治療アプリ」は増えてゆくことでしょう。
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2025.10.3
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2025.9.30
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2025.9.26
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2025.9.24