来年に向けて、いよいよ始まりました。プラン2030の始動です。
まずは、プラン2025の施策の「結果・成果」を確認作業から。
今後5年の安全政策を決める委員のひとたち
2030年までの、道路運送法や貨物自動車運送事業法の運輸規則・輸送安全規則等の改正内容を考え、審議するひとたちです。言ってみればみなさんの運行管理現場の未来、DXレベルを決めてゆくひとたちです。
ほら、こんなふうに↓
第1回 議事録
【ICTの活用による運行管理の高度化】
ITやAIといった技術を活用し、運行管理の確度を高めながら集約化を進めていく必要がある。 デジタコの普及率を上げることで、記録管理の効率化だけではなく、運転者に対し運転操作や危険箇所等の注意喚起を行う機能を有するものもあるので、AI化、デジタル化によって事故も減らせるという施策に繋がるのではないか。
→ 引き続き、安全な運行に資するICTの活用による運行管理の高度化の検討をしてまいりたい。
【自動車運送事業を取り巻く現状と対策】
今後外国人労働者が増えていくなかで、運転適性検査は英語やポルトガル語に対応している一方で、運行管理者や安全管理者に関しては日本語のみである。こういった状況も盛り込みながら進めていく必要がある。 賃上げと乗務効率化は今後ドライバーを確保していく上で絶対に必要である。
→ いただいたご意見を踏まえながら、次期プランの施策について検討を行ってまいりたい。
ほら、こんなふうに?
プラン2025は、成果をあげたのか?
ひっそりと反省会、的な。結果が芳しくないようだ。
外国籍ドライバーの事故件数データが出ている。プラン2030では、外国人ドライバーの話が・・・?
プラン2025 総括のトーン。
トラックの飲酒運転総括の部分で、2024年に起きた群馬県伊勢崎のトラック飲酒運転死亡事故に言及しないのは、不自然だし、不誠実だと思う。
プラン2030のスケジュールと施策イメージ。










あ。
AUDITをはじめとしたアルコールスクリーニング検査の実施率
入れましたね? やるんですね。
これ、速やかに義務にすべきだと思う。実施率を調査している場合ではないと思う。
2024年5月に起きた群馬県伊勢崎の事故を鑑みれば。
それにしても・・・2030年という時代を考えれば、交通事故死者を減らすための施策としては
インパクトが弱い。
と正直思う。
トラック事業者の更新制という、歴史的な転機を迎えるだから、これをきっかけに、大胆な施策を打てる5年にすべきと思う。
・血圧測定の、全事業者への義務付け(労働安全衛生法と歩調をあわせて)
・点呼デジタルデータ保存の義務付け(貸切バスとのイコールフィッティング)
・デジタルタコグラフ(ソフトメータ含む)の全車両装着義務づけ
・ドライブレコーダーの全車両装着義務付け
点呼起因事故と健康起因事故は、これでかなり減らせるのではないかと思う。
大胆にいきましょうよ。もっと。