国土交通省は、自動車運送事業者に対する行政処分等の基準の改正案を発表しました。この改正案により、飲酒運転に対する行政処分が2025年1月から強化される予定です。
主要な変更点
・新たな処分対象
「指導監督義務違反」および「点呼の未実施違反」の2つが新設されます。どちらも初違反で100日車、再違反で200日車の処分が科されます。
・トラック運送事業者のみ
トラック運送事業者に対しては、「乗務時間等告示の遵守違反」と「点呼の未実施」の2つの処分基準が改正されます。
パブリックコメント
改正案に対するパブリックコメントは、2025年7月1日(月)から2025年8月1日(木)までの期間で募集されています。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155240924&Mode=0
通達発出:令和6年8月中(予定)
通達施行:令和7年1月中(予定)
どうなるの、改定後。。。
改正案では、新設が2つ「指導監督義務違反」「点呼の未実施違反」。どちらも初違反100日車、再違反200日車。つまり酒酔い&点呼未実施だと、現行の「酒酔い・酒気帯び運行」と合わせ初違反300日車となります。
点呼の未実施については、現行の未実施50件以上で20日車の上限があった基準を変更し、点呼未実施が20件以上で1件あたり初違反1日車と強化されます。未実施件数がそのまま車両停止日数にカウントされる仕組みです。
また、勤務時間等告示についても現行の6件以上15件以下初違反10日車、16件以上初違反20日車から、6件以上で1件あたり2日車とするなど、罰則が強化されます。
まとめ
まさに強化。。。
今回の基準改正により、運送事業者はより厳格さが求められることになってきました。特にトラック事業者は、飲酒・点呼に対し抜け漏れが無いよう執行することがより重要になってきました。
パブリックコメントの詳細については、以下のリンクをご参照ください
[e-Govパブリック・コメント]
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155240924&Mode=0