点呼とアルコール検知器

 

新型コロナウィルス

 

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アルコール検知器は、コロナ感染を媒介しているだろうか?

2020.11.20

新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。

世界的に・・
https://covid19.who.int/

日本の状況(WHO)
https://covid19.who.int/region/wpro/country/jp

日本の状況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

まだまだ、続きそう・・・・としかいいようがありません。
やるべきことも、決まっています。

日本では、企業・業界・団体としての取組が示されています。
業種別ガイドライン11月5日版です。
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf?20200827

全日本トラック協会
https://www.jta.or.jp/info/coronavirus/guideline2nd.pdf

日本バス協会
http://www.bus.or.jp/news/covid-19Guide.pdf

全国ハイヤー・タクシー連合会
http://www.taxi-japan.or.jp/content/?p=article&c=3111&a=13

ウィルスと検知器

3月以降、「呼気」ではかるアルコール検知器は、空気感染や飛沫感染、手持ちのものは、接触感染など、「危ない」というイメージが顧客に広がりました。

当社は4月当時、本当に媒介するのではないか、いや、しないのではないか、各方面の調査を行いましたが、結果的に、分かりませんでした。

可能性はある、が、エビデンスはない。可能性はないかも、が、エビデンスはない。すべて「だろう」「かもしれない」としかいいようがありませんでした。以下は、専用マウスピースを使用し、多人数共用型の検知器を販売しているお客様への見解と、対応方法です。

○2020年4月21日付け
『当社の呼気アルコール検知器と新型コロナウイルス感染対策について』
https://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/524_20200422080350_topic_file.pdf

○2020年4月27日付け
『東海電子製 アルコール検知器 除菌・消毒ガイド Ver1.0』
https://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/526_20200427174445_topic_file.pdf

○2020年5月1日付け
『検知器使用者が新型コロナウイルス感染と判明したら?』
https://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/528_20200501194535_topic_file.pdf

○2020年5月12日付け
『東海電⼦製アルコール検知器をご利⽤のお客様へ使い捨てストロー使⽤開始について』
https://www.tokai-denshi.co.jp/app/usr/topics/file/527_20200513095156_topic_file.pdf

11月20日現在、基本的な見解、対応方針は変わらないとの認識を持っています。

 

感染者、当社のリスク、お客様のリスク

当社はもともと契約先が使用したアルコール検知を引き取り、分解し、再利用品を製造しています。

ですので、毎日工場には使用済みのアルコールセンサーが数百個届きます。

コロナ禍以降、当社にも「接触感染」の可能性が高まり、箱を空ける前は2週間放置するプロセスを置いています。

お客様を疑うわけではありませんが、当社も従業員の感染可能性を防ぐ必要があります。

また、お客様も、万が一感染者が出た場合、検知器を廃棄すべきか、どのように消毒すべきか、どうしてよいかわからないケースもあるのではないかと考え、感染者がでた場合すぐに引き取り、当社側で消毒して返送する体制を準備致しました。

この度、約7ヶ月間の「感染ケースによる消毒依頼」の件数と内容を集計してみました。なかにはありがたいことにアンケート解答用紙を同梱していただいておりまして、運輸業界のコロナ対策のひとつの指標としていただければと思い、ここの記事で情報を展開致します。

7ヶ月で、19件。

新型コロナウィルスの感染者が発生し、消毒依頼のご連絡をいただいたのは19件でした。

いまのとこのピークは8月ですが、先週、今週の状況をみると、これから増えるかもしれません・・。

 

業種

当社のお客様の業種比率とほぼ変わらない比率です。

 

使用機種(設置型でも、モバイル型でも)

多人数共用型が危ない、という認識がありましたが、少人数や1名で外に持ち出して使うモバイル型でも発生しています。

 

感染ケースのアンケート

ありがたいことに、運輸業界での情報共有に賛同していただき、4社から率直な回答をもらうことができました。

 

大勢いる営業所?

4社のお客様の、「測定の人数(ほぼドライバーさまの数」です。

 

感染者が出た営業所で、2次感染がありましたか?

 

感染者が出た営業所ではありましたが、2次感染やいわゆる「クラスター」は発生しなかったようです。

 

日々、除菌・消毒はしていましたか?

 


マウスピース? 使いすてストロー?

対面点呼、距離は?

如何でしたでしょうか?

あまりにも情報が少ないため、仮説の手間の手前くらいです。
今後も、情報が入りましたら、本サイトでお知らせしてゆきたいと思います。