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違反件数は減少傾向にある物の、点呼に関する違反は増加中 中国運輸局の監査(2021年10月度)

2022.3.14

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2021年10月度、中国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約5件

中国運輸局管内の10月度の行政処分は 

・トラック 4事業所
・タクシー 2事業所

6事業所の合計違反数は30件でした。
 
先月9月は合計で7事業所でした。


1事業所あたり違反数の平均は、約5件と9月よりも減少傾向にあります。

監査のきっかけは?

ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
中国運輸局内でのこの月は以下の理由となっていました。



端緒として、情報提供が3件、次いで死亡事故が2件発生しています。

違反ワースト1位(小項目)運転者への指導監督実施or記録義務違反。

30件の中身は、以下の違反となっておりました。

先月に続き、指導監督実施or記録義務違反がワースト1位となっております。
件数は減少傾向にある物の、 指導監督実施or記録義務違反については常に上位にあります 。

また、点呼記録記載不備、点呼実施義務違反など点呼に関する違反が増加傾向にあります。

大分類で見ると点呼に関する違反が多く、指導監督実施or記録義務違反よりも違反件数が増えています。

指導監督・適性診断は常に上位。ただ、それ以上に点呼に関する違反が増加傾向にあります。
事故を未然に防ぐためにも、点呼について見直しを行い意識をもって取り組みましょう。


運行管理者の日常業務、ヌケ・モレはなぜ?

さらに大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。


日常業務以外でのヌケ・モレが増えています。忘れ・見落としが無いか、見直しをしてみましょう。

“みんなで意識をして『ヌケ』・『モレ』ゼロを目指す”

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焦ってしまう事で『ヌケ』や『モレ』が増える事もあります。セルフチェックだけで本当に大丈夫でしょうか?
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<写真と記事本文は直接関係ありません>