
デカい大学です。

2万人在籍だという・・。スゲー。
12月23日、昨年に続き福岡大学 法学部の小佐井先生のゼミの飲酒運転関連講義の場で話す機会をいただきました。
前半は 2011年に長男を飲酒運転事故で亡くした はあとすぺーす山本さんの講義。

長男寛太君が亡くなった当日の状況、条例制定の経緯、その後の活動、現在の活動等を話されました。
続いて私から。

海外のアルコールインターロック法と、日本でのアルコールインターロック法制化の道筋について。

世界でいちばんアルコールインターロック使用数の多いアメリカの話。
何せ、飲酒運転死亡事故1万件/年ですからね。

ニューメキシコの運輸局で入手した、免許制度の説明書。
運転免許の試験を受けるひとにはあらかじめアルコールインターロック限定免許の説明があります。

日本でいう、「免許の条件等」。ここに「アルコールインターロック限定免許」と記載されるイメージです。
サポカー限定免許と考え方は同じです。

福岡県飲酒運転防止条例は、通報義務・アルコール依存症受診義務までは条項に盛り込まれています。あとはアルコールインターロック装着条項を26条に加えれば、「飲酒運転根絶のため、できることは何でもやる」条例となる。

講義中にハッと気づきました。
学生さんは、運転免許を持っていないひとが大多数でした! 次回はもっと丁寧に説明しなきゃいけないなと反省しました。

小佐井先生 昨年に引き続き、若者へアルコールインターロックを説明する場を頂きまして本当にありがとうございました。山本さんも、時間を半分今年もくださいませして、ありがとうございました。あらためて感謝申し上げます。

前日談
はあとスペースさんが、就労継続支援B型作業所を運営する場所で、「まちかど図書館」を運営しています。
今回の福岡訪問の私のもうひとつの目的は、まちかど図書館の見学でした。

近所の子どもたちに、放課後スペースとして、本やマンガやボードゲームや裁縫を楽しめるスペースを無料開放しているのです。
学校でもない。塾でもない。習い事でもない。ともだちの家でもない。サードプレイス。

実に貴重な空間なのではなかろうか。
学年も性別も違うこたちが集い、思い思いの時をすごす。不登校の子もいる。
親はいない。でも、大人はいる。障害を持つひともいる。
そしてここの空間には、飲酒運転で命を落とした高校生(寛太君)がいる。

手を合わせる子どももいるそうだ。
イベントではない。インターロックでもない。でも子どもは感じているかもしれない。交通事故でいのちを落とすひとがいまでも多くいることを。
これも日常における事故防止活動。
なんと30人くる日もあるそうで。
でも、子どもって言うこときかず、道に飛び出すんだって! タイヘンだこの活動は・・・。頭が下がる。
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2025.12.23
我が国の交通安全ビジョンを決めるのは、やっぱサナエさんすかね? とっとと第12次交通安全計画にアルコールインターロックを盛り込んで、スープラでデモすれば、支持率回復しますよ!
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