2025年11月23日(日・祝)、静岡県富士市のふじさんめっせで開催された
「おいでよ!のろうよ!富士山トラック2025」。
会場は親子連れであふれ、東海電子のブースも終日多くの来場者で賑わいました。
子供が実際に運転や操作を体験できるトラックやフォークリフトは、
最大で50分待ちとなる行列ができるほどの盛況ぶり。
なかでもクレーン体験は“給料がもらえる仕組み”(中身はチョコレート!)が用意され、
子供たちの人気を集めていました。
ドライバーの仕事体験や、乗り物に目を輝かせる子どもたちの姿からは、
運転士という仕事が、実はとても「身近な憧れ」であることが伝わってきます。
大型車両に触れ、さらに「働くことで報酬を得る」ことを遊びながら学ぶ本イベントは、
運送業界の仕事を「楽しい!」「かっこいい!」と実感できる貴重な機会となっていました。
小学生では上位、中高生では消える「運転士・ドライバー」
実際、最新の「大人になったらなりたいもの」調査(2025年発表)においても、
小学生の部では「運転士/ドライバー」が上位にランクインしています。
「はたらくクルマ」の仕事は、今なお子どもたちにとって憧れの職業であり、
その人気は決して過去のものではありません。

※出典:第一生命保険株式会社 第36回「大人になったらなりたいもの」アンケート調査
なぜ“憧れ”は職業選択から消えてしまうのか
しかし、この「憧れ」は中学生・高校生のランキングになると姿を消します。
なぜでしょうか?それは、成長とともに給料や労働時間、将来性といった
“現実”が見えてくるからではないでしょうか。
長時間労働や厳しい勤務環境といったイメージ、あるいはその実態が、
職業選択の段階で敬遠されてしまう。
子どもの頃に抱いた憧れが、現実を知る過程で選択肢から外れていく構図は、
業界にとって重い課題といえます。
「憧れ」と「人手不足」が同時に存在する現実
この状況は、運転業界が直面する深刻な人手不足とも重なります。
厚生労働省の職業情報提供サイト「Job Tag」でも、トラックやバス、タクシーなどの運転業務は
求人が多く、担い手確保が難しい職種として位置付けられています。
進路選択や採用活動において、“正しい情報を伝えるための基盤”としても活用できそうです。
体験イベントは「入口」、必要なのはその先
今回のような体験型イベントの意義は大変大きいと感じます。
子どもたちに運送業界への“入口”を開き、親しみを持ってもらうことは、将来の担い手を育む第一歩です。



しかし、それだけでは十分ではありません。
憧れを現実の職業選択へ、さらに長期的な就業へとつなげるためには、労働時間の適正化や、
処遇・賃金の改善、将来を描ける明確なキャリアパスの提示といった環境整備が不可欠です。
子供たちにとって、運転士という仕事が夢と誇りを持って語られる職業であり続けるために。
そして、業界が持続可能であり続けるために。
いま求められているのは、現場の努力を「仕組み」として支える取り組みです。
ドライバーだけでなく、管理者様を含めた労働環境の改善をご検討の企業様は、
ぜひ東海電子にご相談ください。

本件に関する問い合わせ先:東海電子株式会社 IL推進事業部
東京都立川市曙町 2-34-13 オリンピック第3ビル 203
E-mail: info@tokai-denshi.co.jp
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