ライドシェア

 

地域公共交通計画

 

自家用車活用事業

 

ライドシェアドライバーは天気予報で出勤を判断するの~? 駅員さんが、ライドシェアドライバーにだって~? 各論に、逃げて逃げて逃げて逃げて、もはやどうでもよくなってきた、ライドシェアの行方なんて。

2024.9.16

2024年8月27日、交通政策審議会>陸上交通分科会 第7回自動車部会 が開催されました

デジタル行財政改革とりまとめ(令和6年6月18日デジタル行財政改革会議決定)と、6月21日の「骨太の方針、新資本主義実行計画、規制改革実施計画(令和6年6月21日閣議決定)」を受けて、国土交通省がどう考えているか、以下の資料で、分かります。

総論はわかりました。
各論はわたしたち(国土交通省)
に任せてください、というカンジの
説明資料

堂々と、「タクシー事業者雇用型ライドシェア」と言えばいいのに。
タクシー業界に気を遣ってますねえ。

 

デジタル行財政改革 取りまとめ2024 6月18日や、新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2024年改訂版6月21日では、出てこなかった新用語を、ぶっ込んできました。
「公共ライドシェア」
なんと緻密に論点を回避した言葉でしょうか。

更に言うと、「交通空白地有償輸送」における ”事業者協力型自家用有償運送”は令和2年から制度化されています。

増えてますね。良いことですね。で、事業者協力型でやっているのは、どれくらいなのですか?

 

タクシー事業者協力型ライドシェア+バス事業者協力型ライドシェア+鉄道事業者協力型ライドシェア という作戦。

はい。はい。天気。天候。需要が増減しますね。それは昔からです。ライドシェアドライバーは、天気を見て出勤シフトを決めるのですか? タクシー事業者は、天気によりライドシェアドライバ-を都合よく出勤させたり、断ったりするの?
ものすごい「需給調整」ですねえ。

はい。はい。イベント時にタクシーが足りなくなるなんて昔からのこと。

※要請書には、イベント名、開催日時・期間、開催場所、車両の不足が見込まれる時間帯、不足車両数及び他の交通機関との分担率を踏まえた合理的な算出根拠を記載する。
なお、当該イベントの開催に際して、交通規制が実施される場合においては、イベント主催者又は開催地周辺自治体が管轄の警察署と調整する際に、開催地周辺において日本版ライドシェアの活用が行われる旨もあわせて情報共有し了知いただく。

イベント主催者がライドシェアドライバーの出勤や需要を左右するの~? 主催者が広報するの~?

ダイナミックプライシング系の話は、なんと別検討会が立ち上がりました。

これまた別検討会。地域公共交通リデザイン法は自治体が絡むので・・。 

ITプレイヤー等経済界は主にこっちのビジネス開発が気になるところ。

駅員さんの活用があり得るか。グループのバス事業者のドライバーを活用する可能性もあり得るか。

バスドライバーさんに、ライドシェアドライバーを副業させるってこと~????

 

タクシー会社は、いつから「翌日の予約」を受け付けなくなったのですか?

 

もう、どうでもいいです。

ライドシェアの定義だどうであろうが、ドライバーが二種面であろうがなかろうが、タクシードライバーだろうが、バスドライバーだろうが、駅員だろうが。

長年タクシーをシゴトと個人で利用してきた身として、ここ1年で、いちばんがっかりなことがあります。(すべてのタクシー会社ではなく、20年以上前から利用している近所のタクシー会社です)

 

「明日の新幹線の決まった時間に乗りたいので、予約をしたい。事前予約確定したい」

たったそれだけです。いち消費者として、これをかなえて欲しいです。

その日にならないと、その時間にならないとつかまるかつかまらないか分からないようでは、「地域の足」になりません。ビジネスの足にもなりません。

新幹線の駅付近に、駐車場が増えていることに気付いているのでしょうか?

タクシー業界は当社にとってお客様ですし、タクシーは大好きなので、いつでもいつまでもたくさん利用させていただきたいと思っています。

でも、予約を断られると、営業車やマイカーで行くしかないのです。

 

もしかして、地域住民は予約できない(直前に電話しても 断られる)経験を通して、マイカーで駅にいく行動選択を主とし始めているということが、この駐車場ビジネスに拍車をかけているのではなかろうか。知らんけど。

国土交通省殿におかれましては

  「電話依頼、アプリ配車依頼」(予約ではなく、いますぐ乗る系 消費者)」
  「電話依頼、アプリ配車依頼」(翌日や翌々日の予約)


後者の集計は 想定されてないでしょうか?

私が乗る場所(自宅や会社)は、某大手配車アプリ「Go」のエリア外ですので、昔ながらの電話予約をするしかありません。地元タクシー会社に。

某アプリは、「AI予約」というものがありますが、まさか、数日後の予約を「回転率が悪くなりそうだから受け付けない」なんていうロジックは 盛り込んでないですよね?  

ウラで、乗車拒否的な動き(非効率な予約のあとまわしもしくは拒否)を チェックすることはできないですよね。

アプリは効率的で便利ですが、万人の「乗りたい」という「声」に対する運送引き受け義務的に、あやしい動きをしていないのだろうか・・・私はなんだか気になります。

交通空白地論は、交通弱者論と、デジタルリテラシー弱者論が入り交じり、若干情緒的な議論になりがちです。 気になるのは、「高齢者もアプリを使うべき」ということではなく、「がんばってアプリを覚えた高齢者が、AI予約と称した配車のウラで、非効率な配車が破棄されるというロジックが存在しないか」ということです。

考えすぎですかねえ。

 

もはやどうでも良くなってきた。ライドシェアの行方なんて。

少なくとも、静岡県富士市では ライドシェアが地域の足になることは当面ないだろう。

私は、今回の資料を見て 諦めました。

若者は不便な町を離れ、軽自動車が売れ、高齢者の運転免許更新期間が長くなるであろう。