毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2022年1月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約4.8件
近畿運輸局管内の1月度の行政処分は
・トラック 16事業所
・タクシー 5事業所
合計21事業所でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2023/01/a29858fb04083b2ebcfbda7039d9c0c4-1-1024x768.png)
また、21事業所の合計違反数は100件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約4.8件というところでしょうか。
バス事業所の違反はありませんでした。
監査のきっかけは?
今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2023/01/a21fee7e0133da53eb2cd14de88ad11e-1024x768.png)
公安委員会からの通報も多いですが、交通事故も多いです。
違反ワースト1位(小項目)は、運転者への指導監督実施、記録義務違反。
100件の違反内容は、以下となっておりました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2023/01/dc115ef3d9268fe394c8d79839ad9b25-1024x768.png)
ワースト1位の違反は 違反ワースト1位(小項目)は、運転者への指導監督実施、記録義務違反。 でした。
違反数100件と比較的多い件数ですが、指導監督違反が件数を引き上げています。
続いて、点呼記録記載不備、点呼実施義務違反、乗務時間違反となってます。
事業計画の変更認可義務違反も12月に引き続き多いです。
違反ワースト1位は点呼。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2023/01/80eff530e0f6fd1c4d0fb5336ea60b88-1024x768.png)
小分類では指導監督、適性診断の違反が多く見えましたが、
大分類で見るとワースト1位は点呼となっております。
日々の安全確認である点呼の違反が多いのは心配になります。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
割合は2対8と日常業務が圧倒的に多いです。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2023/01/00d9a0c75af3b9887b046a2ef1606259-1024x768.png)
指導監督の漏れを無くすために
うっかり忘れてしまいがちな、一般診断は自社で実施することができます。
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