毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年4月度、中国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約5.7件
中国運輸局管内の4月度の行政処分は
・トラック 3事業所
・貸切バス 2事業所
・タクシー 2事業所
合計7事業所でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/16c7fca7eac585751f829d7059f6ad9d-1024x768.png)
また、7事業所の合計違反数は40件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.7件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
中国運輸局内でのこの月は以下の理由となっていました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/6b4e25911f81caca761edad9b76cab9b-1024x768.png)
同率で・・・運転者台帳、指導監督。
40件の中身は、以下の違反となっておりました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/f72e2527980ca4d669a9a7aa6c683f60-1024x768.png)
先月に続き、乗務記録の記録義務違反・不備が上位へ。
違反は・・・断トツに、指導監督、次いで運転者台帳、点呼。
大分類にすると、先月と上位はほぼ変わらず。
安全の担保と正確性の担保は重要ですね・・・
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/44a7b152da4ccd61f099d3c800533bc7-1024x768.png)
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
さらに、大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/026bbedca9d6db2b0df43b88d8660537-1024x768.png)
指導監督のモレをなくすために・・
運転者指導のポイントは「計画」と「記録」。
運転者指導では「運転する場合の心構え」や「適性に応じた安全運転」など、全部で貨物12項目、旅客11項目が決められています。
毎年、同じ教育資料を使うことで、マンネリ化を危惧されている旅客・貨物自動車事業者様へ、ドライブシミュレーターのレンタルを開始しました、「計画的」に「記録」も残せる、体験・体感型の指導及び監督の手法の活用してみませんか?
記録のヌケ、モレをなくすためには・・
記録のモレをなくす方法の1つに整理・整頓があげられます。
どこに何を書くのか、記載したものをどこにしまっておくのか…
システム化することでわかりやすく共有、管理してみませんか?
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/04/pro_banner.gif)
<写真と記事本文は直接関係ありません>
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