正確には(法的には)『後退時車両直後確認装置(こうたいじしゃりょうちょくごかくにんそうち』と言います。
バックモニター、バックアイカメラ、後方検知システム等の呼び方は、今後、俗称となります。
市場には、「保安基準に適合したいわゆるバックカメラ」と「保安基準に適合しないいわゆるバックカメラ」2種類存在することなります。
4月1日義務化パブリックコメント
4月1日から5月1日まで、以下のパブリックコメントが募集されていました。
バックカメラ義務化という大きな改正となりますが、みなさま、何かしら、意見は提出されましたでしょうか?
パブリックコメントの集計結果が公表されました。
パブリックコメント21件、反対意見が7割!
やはり、「一律義務」は、反発が強かったようです。
農業用の軽トラにも? 的な意見もあります。
また、こういう装置が人間の運転技量や注意力を退化させるのではないか・・という自動運転時代への示唆に思える意見もあります。
21件、それぞれの意見を是非お読みください。
何はともあれ、決まっちゃいましたね。。
1年後、後退時車両直後確認装置がなければバス、タクシー、トラック新車は車両登録できない?
6月9日、国土交通省から、保安基準改正に関するスケジュールが示されました。
以下、ポイント抜粋しました。
⑴ 道路運送車両の保安基準及び道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の一部改正
道路運送車両法 第3章の規定に基づく保安基準について、以下の改正を行うほか、所要の改正を行う。
① 自動車(二輪自動車等を除く。)には、後退時に運転者が運転者席において自動車の直後の状況を確認できる後退時車両直後確認装置を備えなければならないこととする。
⑵ 道路運送車両法施行規則の一部改正
国土交通大臣が指定する自動車(型式指定自動車以外の自動車等)について法第 59 条第1項の規定による新規検査を申請する者が提出すべき書面に、後退時車両直後確認装置の基準に適合することを証する書面を加える。
⑴①の改正について令和4年5月から適用対象とするほか、所要の改正を行う。
超広角バックカメラ
ところで、宣言になりますが・・・
当社のグループ会社 (株)ネクストリンクにて、「いわゆるバックカメラ」を取り扱っております。
保安基準適合を予定しているものなので、気軽に同社ネクストリンク社へお問い合わせくださいませ。。
それにしても、「たんぼのあぜ道を走る軽トラに必要ですか?」の意見にはハッとさせられましたね。
商用車を新車購入予定の方は、今後1年、ご注意を。
なお、既存車両の義務については一部他のメディアで見かけましたが、今回の6月9日の国土交通省の報道資料の中からははっきりした文言を見つけられませんでしたので、この記事ではお伝えしておりません。
わかり次第、お伝え致します。
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