毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年3月度、中部運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約5.3件
中部運輸局管内の3月度の行政処分は
・トラック 16事業所
・タクシー 3事業所
・乗合バス 1事業所
合計20事業所でした。
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また、20事業所の合計違反数は105件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.3件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
この月の中部運輸局の監査はこのような端緒で行われました。
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点呼実施不備、指導監督、乗務時間の順・・・。
105件の中身は、以下の違反となっておりました。
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点呼関連、指導監督が上位。
乗務時間も先月と同じく上位で推移・・・。
ワースト1位(大分類)は点呼 2位に指導監督。
大分類で見ても、断トツで点呼、指導監督ですね・・・。
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運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
さらに、大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
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指導監督のモレをなくすために・・
運転者指導のポイントは「計画」と「記録」。
運転者指導では「運転する場合の心構え」や「適性に応じた安全運転」など、全部で貨物12項目、旅客11項目が決められています。
「計画的」に「記録」も残せるドライブシミュレーターを用いて交通事故の発生する状況等を間接的又は擬似的に体験させる実践型の指導及び監督の手法の活用してみませんか?
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介
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<写真と記事本文は直接関係ありません>