毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年3月度、四国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均2.2件
四国運輸局管内の3月度の行政処分は
タクシー 8事業所
トラック 2事業所
貸切バス 1事業所
合計11事業所でした。
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また、 11事業所の合計違反数は24件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約2.2件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
この月の四国運輸局管内では、以下の理由を端緒として監査が行われました。
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先月はなかった、公安委員会からの通報が多くなっています。
違反ワースト1位(小項目)は圧倒的な差で指導監督
全24件の中身は、以下、14種類の規則違反となっていました。
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指導監督違反が最も多いという結果になりました。
違反ワースト1位(大分類)は、指導監督でした
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・ワースト1位 指導監督
・ワースト2位 点呼
・ワースト3位 乗務時間、運転者台帳、その他
となりました。
多くの地域で指導監督と点呼が上位を占める傾向にあります。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
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指導監督モレをなくすために・・
一般診断を、ついうっかり未消化にしてしまうことが多いようです。
弊社では「ドライブシミュレータACM300」のレンタルサービスをご提供しております。
まずはお試しいただき、「社内で一般診断」を当たり前のフローを構築していただければと思います。
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介
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