
タクシー業界の団体である、一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会(略称:全タク連)から、最新のタクシー白書(TAXI TODAY in JAPAN)、2021年版が公表されております。
新型コロナウィルスへの感染症対策等、直近の活動が報告されていますが、統計情報は令和1年度のものとなっており、営業収入等、経営的な影響については間に合っていないようで、いわゆるコロナ前の数字です。
統計情報でもっとも正しいものは、白書です。世界的にも、英語訳され、その業界のオフィシャルなものとされ、政策決定や論文で使われたりします。
民間企業であれば、その業界で製品やサービスの事業計画立案に使ったり、他国の企業であれば、その国に事業進出するかしないか、重要経営判断の材料にもなります。
行政がつくるもの、業界団体がつくるもの、両タイプあります。今回ご紹介するのは、業界団体がつくるものです。
日本にタクシーは、何台ある?

個人タクシーって、3万台もあるんだ~。とか。
タクシードライバーって、何人?

26万人。22万台ですから、自然な数字ですね。
ん? 10年前から、10万人も減っている・・?
今後増えそう、ケア輸送

ユニバーサルドライバー研修終了者が、なんと10万人以上いるという・・!
タクシーの可能性
タクシーは、ドアtoドア、ひととひと、という意味で、「空間移動」以上の価値がある、地域の独特の存在です。
タクシーとひとことでいっても、大都市のタクシーの存在意義と、地域のタクシーの存在意義は、まったく違うと思います。

個人的にも出張先で使用する機会がとても多いのですが、運転手さんと話すのがひとつの楽しみでもあります。
厳しい業界という印象もありますが、ひとと接する機会の多さ、売上げは自分のウデ次第、地域密着等、多面的な魅力のある職業であると思います。
白書の、まさに最後のメッセージがタクシー業界の社会的意義と魅力を伝えています。

http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/Taxi_Today_2021.pdf
タクシー白書はカラフルで、グラフや写真も多く、本当に楽しい読み物です。どうぞ全文ご覧ください。
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