毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年2月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均3.4件
近畿運輸局管内の2月度の行政処分は
・トラック 7事業所
・タクシー 3事業所
・貸切バス 1事業所
・路線バス 1事業所
合計12事業所でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/04/8ba1e0550ad602c064a35cadc5a0e262-1024x768.png)
また、12事業所の合計違反数は41件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約3.4件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
この月の近畿運輸局管内では、以下の理由を端緒として監査が行われました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/04/663f27e77f0a86a9491d0201f7fc5819-1024x768.png)
違反ワースト1位(小項目)は、指導監督。
全41件の中身は、以下、15種類の規則違反となっていました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/05/37ec4a8225ea1073657cb60bf88c741b-1-1024x768.png)
ワースト1位の指導監督が群を抜いて多いことがわかります。
違反ワースト1位(大分類)は、指導監督、2位に点呼、3位に事業計画・報告
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/04/3da153c0521e59394b5c468bcc0d2c11-1024x768.png)
・ワースト1位 指導監督
・ワースト2位 点呼
・ワースト3位 事業計画、報告
先月はなかった事業計画の認可、届出違反が今月は多くなっています。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/04/9e8da421d8fb64850816177694a764ce-1024x768.png)
指導監督モレをなくすために・・
一般診断を、ついうっかり未消化にしてしまうことが多いようです。
弊社では「ドライブシミュレータACM300」のレンタルサービスをご提供しております。
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/04/image-2.png)
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