毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2020年1月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均3.9件。
九州運輸局管内の1月度の行政処分は
・トラック 5事業所
・タクシー 4事業所
・貸切バス 1事業所
・路線バス 1事業所
合計11事業所でした。
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また、11事業所の合計違反数は43件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約3.9件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
九州運輸局は、他と違い、端緒が記載されていません。
路線バス | 令和2年11月19日、監査実施。1件の違反が認められた。 |
貸切バス | 令和2年12月17日、監査実施。2件の違反が認められた。 |
タクシー | 令和2年11月20日、監査実施。1件の違反が認められた。 |
タクシー | 令和2年12月24日、監査実施。1件の違反が認められた。 |
タクシー | 令和2年11月20日、監査実施。1件の違反が認められた。 |
タクシー | 令和2年11月24日、監査実施。2件の違反が認められた。 |
トラック | 令和2年9月15日、監査実施。6件の違反が認められた。 |
トラック | 令和2年11月11日、監査実施。13件の違反が認められた。 |
トラック | 令和2年10月27日、監査実施。9件の違反が認められた。 |
トラック | 令和2年9月16日、監査実施。5件の違反が認められた。 |
トラック | 令和3年1月13日、監査実施。2件の違反が認められた。 |
<参考:関東運輸局の監査のきっかけ>
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指導監督、乗務記録、点呼・・・の順。
59件の中身は、以下の違反となっておりました。
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指導監督が、ダントツ。
ワースト1位(大分類)は指導監督、2位に点呼。
大分類にすると・・・。指導監督についで、運転者台帳、点呼関連と続きます。
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安全教育、指導監督、ヌケモレ・・
運行管理者の業務は多岐にわたりますが、ひとつひとつの運行の合間に教育実施を入れ込むのは、確かに大変かもしれません・・。
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指導監督のモレをなくすために・・
一般診断を、ついうっかり未消化にしてしまうことが多いようです。
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まずはお試しいただき、「社内で一般診断」を当たり前のフローを構築していただければと思います。
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
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<写真と記事本文は直接関係ありません>