国土交通省および全日本トラック協会より、恒例のGマーク事業所認定実績が本日公表されました。
○2020年度貨物自動車運送事業安全性評価事業(Gマーク制度)
安全性優良事業所に 9,296 事業所を認定
~認定事業所数は 27,065 事業所となり、全事業所の 31.3%に~
https://www.jta.or.jp/gmark/pdf/release20201214.pdf
○事故の少ない「Gマーク」トラックが拡がっています!
~令和2年度9,296事業所にGマークを認定~
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001377786.pdf
いくつか数字をみてみましょう。
トラック事業所のうち、31.3%
認定事業所数27,065は、全事業所数86,445(2020年12月現在)の31.3%に該当する(前年度比0.8ポイント増)。
トラック会社のうち、19.5%
認定事業者数12,100は、全事業者62,068(2019年3月末現在)の19.5%に該当する(前年度比0.6ポイント増)。
トラック数、50.5%
認定事業所数27,065の車両台数(707,683台)は、全営業用トラック1,402,185台(2019年3月末現在)の50.5%に該当する(前年度比0.5ポイント増)。
認定「率」一位の運輸局は?
認定「率」1位の県は?
体感的には、多く見かける「G」ステッカー・・。
ほとんどの事業者、事業所が認定を受けているような印象があります。みなさまは如何でしょうか?
しかしながら、事実としては
一、トラック事業者の約8割は、Gマークを取得していない。
二、トラック事業所の約7割は、Gマークを取得していない。
とも言えます。
国土交通省の調べによれば、
2019年(1月~12月)の事業用トラック1万台あたりの事故件数をとりまとめたところ、Gマーク認定を取得したトラックの死亡・重傷事故の件数は、認定を取得していないトラックと比較して半数以下となっています。
Gマーク取得事業者を、まさに逆の「8割」まで持って行ければ、劇的に事故数削減となるのではないでしょうか。
Gマークがあると・・(インセンティブ)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk4_000013.html
認定率3割・・このインセンティブ、このあと5年、10年、ずっと変えずにこのままなのでしょうか・・?
認定事業者の比率ですが、あわせて、貸切バス業界の「セーフティバス制度」についての記事もご覧ください。