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中国運輸局の監査 2024年1月~2月 乗務記録の記録義務違反・不備or点呼実施義務違反がワースト1位

2024.12.26

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2024年1月~2月、中国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する
行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

通常、月ごとに作成しているのですが、 1月度,2月度分の行政処分データが少なかったため、
1月~2月の2か月分データからお伝えいたします。

いち運輸局の、サンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、
つまりもっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約5.4件

中国運輸局管内の2024年1月~2月度の行政処分は 

・トラック 7事業所
・貸切バス 1事業所
・乗合バス 1事業所
・タクシー 5事業所

14事業所の合計違反数は76件でした。
1月は合計で8事業所でした。
1事業所あたり違反数の平均、対象事業所数の減少傾向にありますがその内訳が気になります。

監査のきっかけは?

ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
中国運輸局内でのこの月は以下の理由となっていました。

端緒として、情報提供、死亡事故などがあります。

違反ワースト1位(小項目)点呼義務違反・乗務記録の記録義務違反・不備

78件の中身は、以下の違反となっておりました。

点呼義務違反・乗務記録の記録義務違反・不備がワースト1位となっております。
その他の違反内容としましては運行管理者への一般講習義務違反や整備管理者の選任届け出違反などがあります

大分類で見ると点呼に対する違反が増加しています。また、乗務記録の違反も引き続き高い件数での推移しています。

点呼に関する違反は常に高い件数での推移をしています。また乗務記録の違反も目立つ結果になりました。
ヌケやモレの防止の為にも、落ち着いた業務、確実な業務に取り組んでいきましょう。

日常業務・書類業務のヌケ・モレは?

さらに大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。


書類業務のヌケ・モレはありますが、それ以上に日常業務での不備が目立つ結果になっています。
業務に追われて仕事が雑になってないでしょうか?
まずは目の前の仕事から確実に終わらせていく習慣を身につけて行きましょう。

“点呼漏れを無くし、効率の良い業務を行う”

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