警察庁からGoが出ています。
個人的には、ドライバーさんの「心理的負担」は、けっこう大きいのかな・・と感じます。
警察庁 交通規制課
しっかりと調査、議論され、警察庁交通規制課は 「問題なし」としました。
現行の速度抑制装置を存置した上で、法定速度を90km/hに引き上げたとしても、交通の安全に大きな影響をもたらすとは考えられない。
例によって、アレが発端となって出てきた話ではありますが、概ね問題ないという認識で有識者が結論づけ、警察庁交通規制課も 問題無し との意見を表明するに至りました。
第一回、第二回、第三回。
第一回目の検討会が、今年7月に開催されています。
そして、第二回
第三回
専門家の意見やアンケートが集まってきました。
そして、第四回 12月22日 先週の金曜日
第一回から第三回までの調査が取りまとめられ、検討会としての提言(結論)が出ました。
イ 適切な運行管理のための方策
P19 結論 より 抜粋
高速道路における大型貨物自動車等の最高速度を引き上げた場合、その走行速度が高くなることで、制動距離が延びるほか、カーブ区間における交通事故が増加することも懸念される。そのため、先行車との適切な車間距離の保持や、走行安定性を欠くような積載方法の防止等、運送事業者における交通安全対策を一層徹底すべきである。また、走行速度が高くなることでトラックドライバーの緊張度・疲労度も増加すると考えられる。そのため、トラックドライバーの走行中の身体的負担や心理的負担の正確な把握や適度な休憩時間の確保等、運送事業者において適切な運行管理を実施すべきである。さらに、最高速度を引き上げた場合に、より早く積荷を目的地に運ばなければならないというプレッシャーが過度にトラックドライバーにかけられることがあってはならない。そのため、発荷主、着荷主、運送事業者等の物流業界全体において、トラックドライバーの健康状態や積載物等の個別具体の事情を踏まえ、常に最高速度で走行することを求めるようなプレッシャーをかけないという意識を強く持つべきである。
ドライバーアンケート、被害者団体アンケート等をようく見ると、「不安」や「反対」の声がまあまあありますが、とにかく、アレのほうが勝った、という印象を持ちます。
個人的には賛成です。が、自分の運転経験からすると、80km/hと90km/hの運転は、心理的な負担が違います。あくまで個人的な感覚ですが。
調査内容にありますが、一般車両がそもそも法定速度オーバーをしている傾向が高いようで、「追い越し・追い越され」の頻度があがると予想されます。すると、さらに「追い越し・追い越され」車線変更(気を遣いますよね・・)関連のプレッシャーがかかるのではないかと。
高速道路では、デジタコ搭載トラック車両が、左車線をきれいに並んで走っているのをみかけます。ほぼ80km/hで。このスピードで走るとラクなんですよね、どんどん追い抜いてくれると・・。
風景が若干かわるのかもしれません。私の平均スピードも 改正後のナガレに合わせて変えることになりそう?
目にはみえない疲労感。これが、結果的な事故数増加につながるか、心理的疲労慢性的蓄積につながるか・・・。事故数に現れないと、何に現れるだろうか?
事故数相関がわかるのは、10年後でしょうか。現状、有や無や。
パブリックコメントはまだのようです。改正時期は、?
警察庁検討会 議事録と資料はこちら
https://www.npa.go.jp/news/release/2023/20231222001.html
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