(3)個人タクシーの酒気帯び衝突事故
10月26日(月)午後9時頃、東京都の区道において、都内に営業所を置く個人タクシーが自家使用中、ガードレールや駐車車両に衝突した。
この事故による負傷者はなし。
事故後の警察の調べにより、当該タクシー運転者の呼気からアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。
メールマガジン「事業用自動車安全通信」第578号(R2.10.30)より
なぜ起きたのか? 防げなかった事故なのか?
再発防止のためには、ケース分析が不可欠です。
・営業所(自宅?)出た時間は、何時何分であったのか?
・自家用で、タクシーを使用中? 業務外?
・そもそも個人タクシーもアルコール検知の義務対象。普段はセルフチェック?
また
・警察による呼気アルコール検知器の結果数字は、どれくらいだったのか?
(濃度数値は、残酒なのか、故意の飲酒なのか、多量飲酒者なのか? 日常の飲酒行動や飲酒習慣の認定に必要な事実なのです)
今後、このような事実を、メールマガジンの内容には含めていただきたいです。
なお、こういうケースは、以下のような施策で再発防止が十分可能であると考えます。
- 記録型のアルコール検知器の結果を定期的に運輸局へ提出。
- クラウドアルコールチェックの仕組みで、運行後とに運輸局またはタクシー協会へデータ送付
- 点呼ロボット(的なもの)を活用し、やはり監査用のデータを保持または協会や運輸局へ日々提出
ごく一般的な、典型的なIT技術・デジタル技術の活用事例になるのではないでしょうか。
<ヘッドライン写真と本文は直接の関係はありません>
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