飲酒運転防止

 

アルコールインターロック

 

アルコールインターロックシンポジウムで飲酒運転防止政策の最前線を知る。2023年9月、コロナ禍を経て5年ぶりオスロで開催。

2023.6.16

コロナ禍による2回の中止を受けて、ようやく2023年9月の開催が決まりまして、参加登録が開始されました。

今回はノルウェーのオスロです。

飲酒運転事故分析や政策の研究をしている方、自動車メーカーの方、薬物運転研究分野の方、遺族会の方、運輸省、警察省、官民ともに集います。

世界のアルコールインターロック政策や法令が、コロナ禍を経て、どのようなトレンドとなっているのか、あらためて知る良い機会ではないかと思います。興味ある方は是非参加を。

前回はアメリカのテキサスで開催。こんな感じ。

各国のアルコールインターロック法の導入事例や、メーカーの展示、すぐれた政策担当者・研究者への表彰など、盛りだくさんの3日間です。

通常は2年ごと開催となっていますので、今回を逃すと、2025年の開催になると思います。

さて、個人的な思いでありますが、2030年までに、日本にこのシンポジウムを誘致したいと思っています。

理由があります。

私の知る限り、日本は世界で唯一、「緑ナンバー・白ナンバー 企業におけるアルコール検知器義務」法制化を実現している国です。

世界はアルコールインターロックや車両安全技術(自動運転等)により飲酒運転ゼロを目指すのが主流ですが、日本は珍しい法制度です。ある意味、世界のアルコールインターロック業界に対し、「そんな政策はダメだ」「企業アプローチ(予防安全)のほうがもっと効果ある」と言っているようなものなのです。

もしこのようなシンポジウムが日本で開催されたあかつきには、日本側の基調講演テーマはズバリ、「予防安全」(緑ナンバー事業者や白ナンバー事業者の義務化政策)VS 飲酒運転再犯者インターロック装着 どちらが社会コストが低く、効果があるのか?」 です。

国土交通省も警察庁も飲酒運転統計を根拠に、胸をはって主張すれば良いと思うんですよね。

ちなみに、昨年2022年、日本の飲酒運転統計は以下のようになっています。

なんと違反検挙者は増えてしまっています・・・。毎日どこかで誰かが飲酒運転・・どうすればここが減りますかねえ。


オスロにいけば何かヒントが見つかるだろうか・・。