毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年12月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約7件
九州運輸局管内の12月度の行政処分は
・トラック 7事業所
・バス 3事業所
・タクシー 1事業所
合計11事業所でした。
(先月11月:7事業所)
また、11事業所の合計違反数は77件でした。
事業所あたり違反数の平均は、約7件というところでしょうか。
先月より事業所数・違反件数は共に増加しております。
断トツ指導監督実施or記録義務違反がTOP。
運転者台帳や疾病のおそれのある乗務も上位に…
77件の中身は、以下の違反となっておりました。
「指導監督実施or記録義務違反」が依然変わらずTOPに位置。
次点に「運転者台帳記載不備」が位置しております。
指導監督や運転者台帳を正しく管理するにはどうすれば良いのか。
今一度運行管理者としての業務を見直す必要があるのかもしれません。
大分類で見ると、指導監督・適性診断、点呼、運転者台帳にて全体の半数以上
ドライバー様の安全・会社の信頼を維持するために重要な指導監督や点呼が行えていない現状が見えます。
指導監督、点呼は毎月上位の常連となっております。
出来る限り運行管理者の負担が増えないかつ違反なく業務を遂行するために…
考えることから初めてみましょう。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
当月は86%が運行管理者の業務内の違反となっておりました…
運行管理者の業務として改善を行えば当月でいえば86%は解決できる課題となっておりますので、
今一度改善に向け行動を起こしましょう。
点呼・運転者台帳の管理をまとめて・・・
乗務員台帳や点呼記録簿を書類ベースで管理しているため、運行管理者として負担が大きい…
アルコール測定結果もついでに一括管理できないか…
などと考えておりませんか?
弊社は乗務員台帳や点呼記録、アルコール測定結果をまとめてクラウド管理をすることで、運行管理者の負担を少しでも減らすことが出来るよう「運輸安全PRO」総合クラウドサービスを販売しております。
今のままでは業務遂行が厳しい、新たなシステムの導入を検討している等興味があれば弊社へ問い合わせを頂ければ幸いです。
<写真と記事本文は直接関係ありません>
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