毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年9月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約7.8件
九州運輸局管内の9月度の行政処分は
・トラック 5事業所
・タクシー 5事業所
合計10事業所でした。
(先月8月:7事業所)
また、10事業所の合計違反数は78件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約7.8件というところでしょうか。
指導監督が1位は変わらず…
78件の中身は、以下の違反となっておりました。
乗務時間・乗務記録の違反も今月は増えております。
日が暮れる時間も早くなっておりますので、乗務時間を遵守しドライバーの集中力を保てる様気を付けましょう。
先月・先々月に引き続き点呼違反の割合も変わらず推移
上位常連の指導監督も大事ですが、昨月・先々月に引き続き点呼の違反件数も変わらず推移しております。
日々の業務にて必ず行うべき「点呼」を違反なく行うことが事故を減らすため・ドライバーを安心して送り出す為に
重要ではないか?と感じます。
年末年始が近づき、忙しい時期だとは思いますが安全第一にて指導監督・点呼は抜け目なく行いましょう!
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
事故が減らず、危険予知のトレーニングを実施したいが、運行管理者は配車に勤務割に通常の業務で手一杯かも知れません・・。
点呼のヌケモレ対策として
点呼のヌケモレをなくす方法の1つに、手順をシステム化することがあげられます。
システムで半自動的に項目を出すようにしておけば、記入モレはありません。
また、点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすこともできます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<写真と記事本文は直接関係ありません>
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