毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年8月度、中国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約4.4件
中国運輸局管内の8月度の行政処分は
・トラック 7事業所
・乗合バス 1事業所
先月7月は合計で5事業所でした。
また、8事業所の合計違反数は35件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約4.4件と7月よりも増加傾向にあります。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
中国運輸局内でのこの月は以下の理由となっていました。
端緒として、所在不明事業者が3件、次いで死亡事故が2件発生しています。
違反ワースト1位(小項目)、運転者への指導監督実施or記録義務違反。
35件の中身は、以下の違反となっておりました。
今月は、指導監督実施or記録義務違反が突出しており、点呼系の違反は少ない月となりました。
大分類で見ても、指導監督実施or記録義務違反が圧倒的増えています。
指導監督・適性診断は常に上位
まずは基本の徹底、やるべき事を必ずやる事が重要だと感じました。
運行管理者の日常業務、ヌケ・モレはなぜ?
さらに大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
“安全運転の意識見直しに”
ドライブシュミレーターでは、運転の基本である視覚機能、判断・動作のタイミング、動作の正確さ、注意の配分についての測定を行い、また、模擬運転や性格診断などについて自分自身では気が付きにくい、“運転のくせ”を知ることができます。
実際の適性診断結果を用いて、個々の運転者に安全運転に対する意識を見直してもらい、【だろう】運転ではなく【かもしれない】運転を意識し、安全指導を行っていくことが重要です。
ドライバー様本人にも、運行の留意点と理解し、 “何かトラブルがあるかも知れない” を意識させましょう。
そのドライバー様の “油断” を気づかせ、且つ「計画的」に「記録」も残せる、体感型ドライブシュミレータのレンタルを開始しました、是非ご活用ください。
<写真と記事本文は直接関係ありません>
-
2024.11.22
御社の点呼、実は〇〇の方が合っているかも!?遠隔点呼or自動点呼どっちを選ぶべき?セミナー次回は12月12日(木)三重県にて開催!
-
2024.11.22
-
2024.11.21
【飲酒運転防止インストラクターによる飲酒教育セミナー】飲酒運転は事故ではなく事件です!今こそ知るべきお酒の知識1月17日(金)
-
2024.11.21