点呼中にアルコール検知器が「飲酒反応」を示したけれど、
ドライバーは「お酒は飲んでいない」と主張する。
このような場面に頭を悩ませた経験はありませんか?
アルコール検知器は、飲食物やうがい薬などの成分にも反応することがあります。
たとえ“誤反応”だったとしても、検知の事実がドライバーとの信頼関係や
労使トラブルの火種となることも少なくありません。
こうした“誤反応”が発生した時点で、その呼気を回収し、高精度な分析を行って
原因の特定を試みる新しいサービス「KOKICOM(コキコム)」が登場しました。

ドライバーにも、管理者にもメリット「KOKICOM(コキコム)」
KOKICOMは、メーカーを問わず利用できる、すべてのアルコール検知器ユーザー向けサービスです。
「飲酒反応」があった呼気をその場で採取し、KOKICOMに郵送すると、数日後に分析結果がレポートとして届きます。
最大の特徴は、誤検知による労使トラブルを未然に防ぐ支援ツールであること。
メリットはドライバー・管理者双方にあります。
【ドライバーのメリット】
飲酒していないにもかかわらず検知器が反応した場合、
呼気成分の分析結果をレポートとして受け取り、
身の潔白を示す補助資料として活用できます。
【運行管理者のメリット】
「飲酒していない」と主張するドライバーに対し、
KOKICOMの利用を提案することで、客観的な判断材料を得ることができます。
また、同一人物が頻繁に誤検知を起こす場合、
その原因を明確にし、再発防止に活かすことも可能です。
現場対応を冷静かつ公平に進めるための、“科学的な裏付け”を与えるサービスといえます。
活用上の注意点:「事前準備」がポイント!「当日の乗務判断」には不向き
KOKICOMを利用するには、事前に「呼気回収キット」を購入・保管しておく必要があります。
誤検知が発生してから購入を試みても、発送までに日数を要するため、
発生時点の呼気を採取できなくなってしまいます。
また、呼気分析は郵送によって行われるため、結果を受け取るまでに数日を要します。
したがって、点呼時の「当日の乗務可否判断」には使用できません。
このサービスはあくまで、
「誤検知が原因で労使トラブルに発展することを防ぐ」ための支援ツールです。
分析レポートは法的な証拠としての効力を保証するものではなく、
参考資料としての活用が推奨されています。
科学的アプローチで点呼の信頼性を高める
アルコール検知器の誤反応は、ほんのわずかな揮発成分が原因となることもあります。
それがドライバーの不信感を招き、管理者にとっても判断を難しくする要因になります。
KOKICOMは、そうした“現場の迷い”を科学の力で補う新しい選択肢です。
トラブルを防ぎ、点呼の信頼性を高める。
「KOKICOM」を常備することが、現場を守る新たな備えになるかもしれません。
アルコール検知器の“誤反応”を検証できる新サービス「KOKICOM(コキコム)」
詳細はこちらから:https://kokicom.breath-analysis.jp/
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