1月22日 6時35分頃
加害者 軽四輪乗用自動車(30歳代 男性)
被害者 歩行者(10歳代 女性)
郡山市で飲酒運転の車にはねられた19歳の女性は20メートルほど飛ばされたとみられています。大学の特待生選抜試験を受けに、大阪から福島に来ていました。事故は、試験当日の朝6時半。
青信号の横断歩道を渡り、すぐそこに待っている明るい未来へ一歩踏み出したところで、
命も未来も絶たれました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250129/k10014706761000.html
こんな絶望が、繰り返されていいはずがないのです。
決して人ごとではありません。毎年約2万人が飲酒運転で検挙されています。
福島県。令和5年、343人の飲酒運転違反が認定されていました。
いや福島県だけでなく、日本全国のあらゆるところで、毎日飲酒運転で捕まる人がいるのです。
想像してください。検挙者を横目に逃げ果せている飲酒運転者の裾野の広さを。
飲酒運転という犯罪に対し、激甘である限り被害者も加害者も増え続けていきます。
28日に鈴木法務大臣が、危険運転致死傷罪の見直しを2月の法制審議会で諮問すると発表しましたが、
素案は昨年の11月にまとまっていて、さらに言えば、事故の遺族などへのヒアリングは3月に行われています。自分の大切な人が被害者でも、このスピード感で進むでしょうか?
またアルコール・インターロックの社会実装を求める声も急速に高まっています。
希望を持つ学生が、ルールを守って生活している人が、飲酒運転の車に命を奪われる社会であってはなりません。物理的に事故を防ぐ方法を、私たちはすでに持っているのですから。