当社、東海電子では、毎年、新卒の採用をしています。
有り難いことに、アルコール検知器や飲酒運転防止活動に意義を感じ、応募してくれる若い方がいます。
そんな若い方に、私はよく、この、2006年8月のことについて質問をするのです。
致し方のないことです。22才くらいの学生さんは当時6才。
2006年8月のことは覚えていますか?
と質問をしても、「そういえば・・」という感じです。
致し方のないことです。
読者のみなさまの会社でも、若い世代の方々に、ぜひ教えてあげてください。
こんな事件があったのだと。
日本の交通事故史上まれにみる、非道さ。
こんな美しいところで。
何が起きた? (判決文より)
被告人は,(1) 平成18年8月25日午後10時48分頃,福岡市内の海の中道大橋上の道路において,運転開始前に飲んだ酒の影響により,前方の注視が困難な状態で普通乗用自動車を時速約100㎞で走行させ,もってアルコールの影響により正常な運転が困難な状態で自車を走行させたが,折から,前方を走行中の被害車両右後部に自車左前部を衝突させ,その衝撃により,被害車両を左前方に逸走させて橋の上から海に転落・水没させ,その結果,被害車両に同乗していた3名(当時1歳,3歳,4歳)をそれぞれ溺水により死亡させたほか,被害車両の運転者(当時33歳)及び同乗していたその妻(当時29歳)に傷害を負わせ,さらに,(2) 上記事故について,負傷者を救護する等必要な措置を講ぜず,かつ,その事故発生の日時場所等を直ちに最寄りの警察署の警察官に報告しなかった,というものである。
社会の誰もが、もう二度とこんなことは起きない・起こさない、と思っていたはずなのに、2006年以後、何が起き続けたか・・?
https://alcohol-interlock.com/japan/
2021年6月28日、千葉県八街市の事故を見て、40代以上の方は福岡の事件を思い出した事でしょう。
そしていま、福岡県は、6月以降、おかしなことになっているようです。
https://www.police.pref.fukuoka.jp/data/open/cnt/3/187/1/20220803.pdf?20220809160930
6月が急に増えたようです。20代が、まさに、福岡の事故の記憶があいまいな年代の事故がもっとも多いという・・。若年層の飲酒教育を、義務化すべきじゃないかと思うんです。
2022.08.25