毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年5月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約5.0件
近畿運輸局管内の5月度の行政処分は
・トラック 10事業所
・タクシー 5事業所
合計15事業所でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/07/e87dc424ace9192217bc06cefd8eaf99-1024x768.png)
また、15事業所の合計違反数は75件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.0件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/07/33283ed7eca5ba8f61097aad05cfa59b-1024x768.png)
違反ワースト1位(小項目)は、指導監督が続く。
75件の違反内容は、以下となっておりました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/07/847d96e701823993a478ae68d466eb27-1024x768.png)
今月もワースト1位は運転者への指導監督実施違反or記録義務違反がでした。
2020年12月より、5ヶ月連続でのワースト1位となります。
全15事業所のうち、13事業所が指導監督義務を違反していました。
違反ワースト1位は指導監督。
小項目に続き、大分類でも指導監督がワースト1位でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/07/d486988e006c507d8745eac0040c8fcc-1024x768.png)
大項目でみると、点呼違反が減少したとも言えません。
今回は指導監督、点呼ともに未実施、記録不備が多くありました。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/07/e7e007eb20c07c5a1ac792e726e64f68-1024x768.png)
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<写真と記事本文は直接関係ありません>
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