毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年4月度、関東運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均4.7件
関東運輸局管内の4月度行政処分は、
・トラック 18事業所
・タクシー 8事業所
・乗合バス 1事業所
合計27事業所でした。
また、27事業所の合計違反件数は127件でした。
1事業所あたり違反数の平均は4.7件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
この月の関東運輸局管内では、以下の理由を端緒として監査が行われました。
違反ワースト1位(小項目)は指導監督
127件の違反内容は、以下となっていました。
今月もワースト1位は、指導監督実施違反or記録義務違反でした。
違反ワースト1位(大分類)は指導監督、2位に乗務記録、3位点呼
大分類にする、いつも、どこも、群を抜いてワースト1位は指導監督。
乗務記録、「乗務記録の記録義務違反・不備」「乗務記録の不実記載」の件数が増えて、2位という結果に。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
指導監督のモレを無くすために・・
運転者の一般診断をうっかり未消化することが多いようです。
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