毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年4月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約5.3件
近畿運輸局管内の4月度の行政処分は
・トラック 13事業所
・タクシー 5事業所
・貸切バス 2事業所
・乗合バス 2事業所
合計22事業所でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/4cdbb6de4720bc10da0abeb41609a821-1-1024x768.png)
また、22事業所の合計違反数は118件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.3件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/3febe66345b676d15fe28abde4c6e11d-1024x768.png)
違反ワースト1位(小項目)は、今月も指導監督。
118件の違反内容は、以下となっておりました。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/2290eed912de9956a5f6f0be30face35-1024x768.png)
今月もワースト1位は運転者への指導監督実施違反or記録義務違反がでした。
2020年12月より、4ヶ月連続でのワーストとなります。
違反ワースト1位は点呼。
小項目では分散していた点呼も、大分類でみると違反が多く、
指導監督を上回る違反件数になります。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/cd95d7aedf142e99e07cdd8d682dd218-1024x768.png)
ワースト1位2位の入れ替えはありますが、
過去の処分データをみても、指導監督と点呼の違反がダントツ多いのがわかります。
この傾向は近畿運輸局管轄内の特徴の一つといえるかもしれません。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
![](https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2021/06/6d8660965637e213312e43b6378d2fcc-1024x768.png)
指導監督モレをなくすために…
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<写真と記事本文は直接関係ありません>
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