毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2020年12月度、中部運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均件。

中部運輸局管内の12月度の行政処分は

 ・トラック5事業所
 ・タクシー4事業所
 ・路線バス1事業所

合計10事業所でした。

また、10事業所の合計違反数は27件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約2.7件というところでしょうか。

 

監査のきっかけは?

  

ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか? だいたいパターンは決まってますね。この月は、こういう理由で10事業所への監査が行われました。

 

運輸局と公安委員会と労働局は、情報を共有して良いことになってますので、何かあると、スムーズに監査に着手できるようになっています。この月は、事故端緒の監査はすくなく、運輸局のこの月の方針にもとづく監査が行われたようです。

違反ワースト1位(小項目)は、指導と監督

全27件の中身は、以下の違反となっておりました。

 



 

 

ワースト1位(大分類)は、指導監督・適性診断、2位は点呼と乗務記録

 

シンプルに大分類でわけると、以下のようになりました。




 

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

さらに、大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。

 

指導監督のモレをなくすために・・

 

一般診断を、ついうっかり未消化にしてしまうことが多いようです。

弊社では「ドライブシミュレータACM300」のレンタルサービスをご提供しております。

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まずはお試しいただき、「社内で一般診断」を当たり前のフローを構築していただければと思います。


点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・

点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。

点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。

つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。

<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介

 

<写真と記事本文は直接関係ありません>