毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2020年12月度、関東運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均5.8件。
近畿運輸局管内の12月度の行政処分は
・トラック17事業所
・タクシー8事業所
・貸切バス7事業所
・路線バス1事業所
合計33事業所でした。
また、33事業所の合計違反数は190件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.8件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか? だいたいパターンは決まってますね。この月は、こういう理由で33事業所への監査が行われました。
運輸局と公安委員会と労働局は、情報を共有して良いことになってますので、何かあると、スムーズに監査に着手できるようになっています。この月は、新規許可事業所と、法令違反(内部か通報かは不明)端緒が多く見られました。
違反ワースト1位(小項目)は、指導と監督、2位は乗務時間違反、3位は点呼実施違反
全31件の中身は、以下の違反となっておりました。
ワースト1位(大分類)は、指導監督・適性診断
シンプルに大分類でわけると、以下のようになりました。
指導監督・適性診断が顕著に多く違反認定されています。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
指導監督のモレをなくすために・・
一般診断を、ついうっかり未消化にしてしまうことが多いようです。
弊社では「ドライブシミュレータACM300」のレンタルサービスをご提供しております。
まずはお試しいただき、「社内で一般診断」を当たり前のフローを構築していただければと思います。
点呼モレ、記載ミスをなくすためには・・
点呼のミスをなくすには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をお勧め致します。
<対面点呼×IT点呼システム> ご紹介
<写真と記事本文は直接関係ありません>
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