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外部故障診断装置と、OBD検査のいま。

2026.6.9

https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155260920&Mode=0

ん? 

こんな文書がつくられたようだ。

文書の位置づけを整理します。

何だろ、コレ

もともと、

「車載式故障診断装置を活用した点検整備に係る情報の取扱指針」

というものがあり、これを改版したものが、今回の文書のようだ。

OBD検査の本格運用や、特定整備制度(電子制御装置整備)の定着を踏まえて、「車両情報の、くるまメーカーと診断装置メーカーの情報受け渡しをあらために定める、と。

自動車メーカー純正の診断機を「純正機」と呼び、それ以外の業者(外部故障診断装置製作者)が作る汎用機との関係を整理しているのがこの文書の主眼のようである。

OBD検査と、外部故障診断装置

ところで、OBD検査は現在どうなっているのだろう?

10年も前からずっと検討会が重ねられているようだ。↓。

 

 

現在の検討会は、直近3月で行われている。

 

例えばスキャンツールの最新リストも見られる。

「ブラックボックス化への牽制」なのか・・?

第1条の目的が

「開発情報に基づき外部故障診断装置を製作できる環境を整備し」

となっている。

趣旨としては、メーカーが開発情報を機構に提供し(第4条)、機構が指定を受けた業者に横流しする(第6条)、的な内容になっている。

近年、自動運転やADAS(安全運転支援機能)の法整備や機能実装が進んでいる。

自動車メーカーからすれば、「車両電子情報」は、ブラックボックス化したいところだ。
そういう背景も当然あるのだろう。

もちろんハッキング対応という理由もあれば、純粋に自動運転モード(挙動)の機能競争が丸見えになるからかもしれない。

かといって、整備業界、故障診断、事故解析方面に対して、「企業秘密だから何もみせなくてよい」とは、国(保安基準作成、車検、整備制度を運営する国土交通省)として言えない。

要するに、メーカーによる車両電子情報の囲い込みに歯止めをかけつつ・・・

メーカーがもっとも気にするサイバーセキュリティへの担保もしつつ・・・

 

つまり、私には、技術文書というより、官と民、民と民、官と官の思惑が交差する極めて政治的な文書に思えた。

なんだか、とても面白く読めたのであった。

みなさんはどう思われますか?