毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2023年1~3月度、北陸信越運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
北陸信越運輸局管内はひと月の件数が少ないため、1、2、3月分をまとめております。
輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約4件
北陸信越運輸局管内の2023年1~3月度の行政処分は
・トラック 9事業所
・タクシー 1事業所
・貸切バス 1事業所
合計11事業所でした。
また、11事業所の合計違反数は44件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約4件というところでしょうか。
1事業所での最高違反数は9件と、一度に多くの処分を受けたところもあります。
監査のきっかけは?
今回は特に特筆した端緒はなかったようで、監査実施でした。
違反ワースト1位(小項目)は、乗務時間等基準告示の遵守違反でした。
44件の違反内容は、以下となっておりました。
乗務時間等基準告示の件数が多いです。点呼に関する違反も多くなってます。
2024年問題が迫っている今、労働時間に関する各事業者での対応が気になります。
違反ワースト1位は点呼。
小項目では乗務時間等基準告示の遵守違反が多かったですが、大分類で見ると点呼の項目が圧倒的に違反件数が多いのが分かります。点呼の確実な実施と記録保存には、デジタル化が不可欠になってくるでしょう。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
点呼実施数を増やすために
運行管理者の確保が難しいという話をよく聞きます。労働時間が限られる中、人員の省力化は今後必ず多くの事業者で課題となってきます。まずは点呼業務から改善してみてはいかがでしょうか。
複数の拠点をお持ちであれば「遠隔点呼」がオススメ
1営業所のみ、もしくは点呼人員不足であれば「自動点呼」がオススメ
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