毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2022年1~3月度、北陸信越運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
北陸信越運輸局管内はひと月の件数が少ないため、1、2、3月分をまとめております。
輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約4件
北陸信越運輸局管内の2022年1~3月度の行政処分は
・トラック 6事業所
・タクシー 1事業所
・貸切バス 1事業所
合計8事業所でした。
また、8事業所の合計違反数は32件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約4件というところでしょうか。
ただ、今回は2事業所で17件の違反が挙げられているため、少し偏りがあります。
監査のきっかけは?
今回は特に特筆した端緒はなかったようで、監査実施でした。
違反ワースト1位(小項目)は、点呼記録と乗務時間等基準告示の遵守でした。
32件の違反内容は、以下となっておりました。
点呼記録と乗務時間等基準告示の件数が多いですが、運転者台帳や運行記録計の違反も多くなってます。
可能な限り記録の自動化をしてしまい、抜け漏れを無くす仕組み作りが必要なのかもしれません。
違反ワースト1位は点呼。
「点呼」は昨年12月からワースト1を継続中
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
点呼実施数を増やすために
「遠隔点呼」「自動点呼」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
従来型の対面点呼だけでなく、様々な点呼の方法を各事業者ごとに選べるようになってきています。
今まで実施できなかった点呼を新しい仕組みで改善してみてはいかがですか。
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