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点呼、指導監督関連の違反が上位。(近畿運輸局2022年1月度監査)

2023.1.26

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2022年1月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約4.8件

近畿運輸局管内の1月度の行政処分は 

・トラック  16事業所
・タクシー  5事業所

合計21事業所でした。

また、21事業所の合計違反数は100件でした。

1事業所あたり違反数の平均は、約4.8件というところでしょうか。
バス事業所の違反はありませんでした。

監査のきっかけは?

今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。


公安委員会からの通報も多いですが、交通事故も多いです。

違反ワースト1位(小項目)は、運転者への指導監督実施、記録義務違反。

100件の違反内容は、以下となっておりました。

ワースト1位の違反は 違反ワースト1位(小項目)は、運転者への指導監督実施、記録義務違反。 でした。
違反数100件と比較的多い件数ですが、指導監督違反が件数を引き上げています。

続いて、点呼記録記載不備、点呼実施義務違反、乗務時間違反となってます。
事業計画の変更認可義務違反も12月に引き続き多いです。

違反ワースト1位は点呼。

小分類では指導監督、適性診断の違反が多く見えましたが、
大分類で見るとワースト1位は点呼となっております。

日々の安全確認である点呼の違反が多いのは心配になります。

運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?

書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
割合は2対8と日常業務が圧倒的に多いです。


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