昨年12月末、令和4年第三回運行管理高度化検討会が開催されました。
乗務「後」自動点呼が始まりました。
12月の最終週、自動点呼のうち、まずはいち早く、乗務「後」自動点呼が制度化されました。
認定機器制度にもとづいて、第一号の認定機器も出ています。
乗務「前」は、いよいよ「ロボ運行可否」の世界へ。
乗務後点呼は、率直に言って、点呼という制度がかぶる責任は比較的低いかもしれません。
乗務前、と比べると。なにせ、「運転してよい」という判断をロボットが下すわけですから。
通常、事業者は、なんらかの方法で健康状態の把握につとめています。
課題はもうはっきりしています。
課題を実証実験で把握して、あとは安全政策課が決断するだけでしょうね。
実験事業者のすぐ募集もすぐはじまるでしょう。
今週あたり、もうすでにトラック協会から連絡がきているかもしれませんね。
おそらく、実証実験に参加そればそのまま申請OKとなると思われます・・。
で、いつから開始?
おや、実証実験にも
「実証実験(運行管理者あり)」
「実証実験(運行管理者なし)」
2段階でやるようです。確か乗務後点呼のときもそうでしたね。
令和5年も検討会があるようで
第一回 令和5年6月 (4~6 第一次)
第二回 令和5年9月 (7~9 第二次)
9月末時点で、運行管理者なしの乗務前点呼の実験結果が集まってくると。
そうなると
第三回 令和5年12月
ここで、要件とりまとめ(案)が文書化されるのが最短でしょうか。
第四回 令和6年3月 が開催される場で、「案」がとれ
遠隔点呼と同様年度はじめ、つまり「令和6年の4月1日」というのが妥当な線でしょうか?
(私見です)
乗務「前・後」自動点呼がそろい踏みし、遠隔点呼もフル(電話点呼委託含む)になると、いよいよ、「すべての点呼を受ける営業所」が続々と生まれたり、事業者によっては、フル自動点呼化という選択肢も可能な時代となります。
運行管理業務の一元化を目指している以上、当然のナガレですね。
以上、令和4年第三回運行管理高度化検討会より
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001580835.pdf
関連記事。
-
2024.12.16
-
2024.12.13
搦め手。唐突な、自動運転タクシー。ここで管理の受委託を議論するんだ・・。「事業者以外の、第三者の遠隔点呼」まで搦め取られちまったかなあ。
-
2024.12.12
-
2024.12.12
”止まらない、やばい。皆さん落ち着いて。止まって” 緊迫の12分。あわや軽井沢スキーツアーバス事故と同じ大事故。ふじあざみライン大型バス事故調査報告書から何を読み取るべきか?