米国の運輸安全委員会は、NHTSAに対してあらためて飲酒運転防止装置の新車搭載を勧告しました。
昨年2021年1月のカリフォルニアで起きた9名(子供含む)の飲酒運転事故の調査結果をうけてのものです。
Requiring passive vehicle-integrated alcohol impairment detection systems, advanced driver monitoring systems or a combination of the two that would be capable of preventing or limiting vehicle operation if it detects driver impairment by alcohol. The NTSB recommends that the National Highway Traffic Safety Administration require all new vehicles to be equipped with such systems.
なお、初期搭載すべきと言っているのは、いわゆる「呼気吹き込み式アルコール・インターロック装置」ではありません。
呼気を能動的に吹き込む動作をしなくても車両内や、ドライバーの周囲のアルコールを受動的に検知し、運転行為と切り離すシステムや、ドライバーの挙動を高度に監視するようなシステム。いずれか、もしくは両方複合的に使用しうるようなシステムがあれば、飲酒運転による死者を減らすことができると考えています。
代表的なのは、DADSS です。
https://www.dadss.org/
基本的な考えは、飲酒運転防止機能は、もはやASVのひとつである、という思想と思われます。
それにしても米国の飲酒運転の「1万人死者」は異常だと思う・・。