毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2022年2月度、中国運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約5.6件
中国運輸局管内の2022年2月度の行政処分は
・トラック 4事業所
・バス 2事業所
・タクシー 1事業所
7事業所の合計違反数は39件でした。
先月1月は合計で9事業所でした。
1事業所あたり違反数の平均、対象事業所数の減少傾向にありますがその内訳が気になります。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
中国運輸局内でのこの月は以下の理由となっていました。
端緒として、継続監視の監査対象、情報提供、救護義務違反、死亡事故、重大事故などがあります。
違反ワースト1位(小項目)運転者への指導監督実施or記録義務違反
39件の中身は、以下の違反となっておりました。
点呼記録義務違反を抑えて運転者への指導監督実施or記録義務違反がワースト1位となっております。
記録義務違反・不備に関する違反が目立つ結果になっています。
大分類で見ると指導監督・適性診断に対する違反が増加しています。また、点呼に関する違反も引き続き高い件数での推移しています。
点呼に関する違反は常に高い件数での推移をしています。また今月は、記録義務違反・不備に関する違反、指導監督・適性診断に関する違反も目立つ結果になりました。ヌケやモレの防止の為にも、落ち着いた業務、確実な業務に取り組んでいきましょう。
日常業務・書類業務のヌケ・モレは?
さらに大きくふたつ、書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
書類業務のヌケ・モレはありますが、それ以上に日常業務での不備が目立つ結果になっています。業務に追われて仕事が雑になってないでしょうか?まずは目の前の仕事から確実に終わらせていく習慣を身につけて行きましょう。
“運行管理一元化・高度化・自動化で効率の良い業務を行う”
東海電子では各事業者様のサポートをするべく、様々なセミナーを定期的に開催しております。今回、ご案内をさせて頂くのは、『無人点呼セルフ点呼が日常に。乗務後自動点呼が始まっちゃったよ!乗務後自動点呼要項を読み解く』になります。運行管理者には多くの業務があります。一元化・高度化・自動化により運行管理者の業務効率化について学んでみませんか?
点呼をロボットに「代行」して得られる時間を、運行管理者は何に使うべきだろうか?
自動点呼って何?というスタートから、セルフ点呼で浮いた時間は何に使われるべきか?という導入後までのお話をさせて頂き、運行管理者業務の見直しをしてみませんか。
<写真と記事本文は直接関係ありません>
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