毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2022年1月度、九州運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約6件
九州運輸局管内の1月度の行政処分は
・トラック 4事業所
・バス 7事業所
・タクシー 4事業所
合計15事業所でした。
(先月12月:11事業所)
また、15事業所の合計違反数は88件でした。
事業所あたり違反数の平均は、約6件というところでしょうか。
先月より事業所が増加している分、総違反件数も増加しておりますが、
1事業所あたりの違反件数は減少しております。
バス事業者がトラック事業者の行政処分件数が多いのは珍しい気がします…
変わらず指導監督実施or記録義務違反がTOP。
運転者台帳記載不備も目立つ…
88件の中身は、以下の違反となっておりました。
「指導監督実施or記録義務違反」が依然変わらずTOP。
次点に「運転者台帳記載不備」が位置しております。
指導監督や運転者台帳を正しく管理するにはどうすれば良いのか。
今一度運行管理者としての業務を見直す必要があるのかもしれません。
大分類で見ると、指導監督・適性診断、点呼、運転者台帳にて全体の半数以上
ドライバー様の安全・会社の信頼を維持するために重要な指導監督や点呼が行えていない現状が見えます。
指導監督、点呼は毎月上位の常連となっております。
運行管理者の業務は「乗務割の作成」「乗務時間の管理」「点呼業務」「指導監督」他複数業務があり、
現状では全ての業務に満遍なく力を注げていない可能性も考えられます。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
当月は67%が運行管理者の業務内の違反となっておりました…
運行管理者の業務として改善を行えば当月でいえば67%は解決できる課題となっておりますので、
今一度改善に向け行動を起こしましょう。
点呼・運転者台帳の管理をまとめて・・・
乗務員台帳や点呼記録簿を書類ベースで管理しているため、運行管理者として負担が大きい…
アルコール測定結果もついでに一括管理できないか…
などと考えておられませんか?
弊社は乗務員台帳や点呼記録、アルコール測定結果をまとめてクラウド管理をすることで、運行管理者の負担を少しでも減らすことが出来るよう「運輸安全PRO」総合クラウドサービスを販売しております。
今のままでは業務遂行が厳しい、新たなシステムの導入を検討している等興味があれば弊社へ問い合わせを頂ければ幸いです。
<写真と記事本文は直接関係ありません>
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