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指導監督違反がトップ!企業が知るべき行政処分の現実!(近畿運輸局2024年2月度監査)

2025.2.4

毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。

2024年2月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。

いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・

平均約2.3件

近畿運輸局管内の2月度の行政処分は 

・トラック  3事業所
・タクシー  5事業所
・乗合バス  2事業所



合計10事業所でした。

また、10事業所の合計違反数は23件でした。

1事業所あたり違反数の平均は、約2.3件というところでしょうか。

監査のきっかけは?

今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。


公安委員会からの通知をきっかけに監査が入るケースが最も多かったです。

違反ワースト1位(小項目)は、運転者への指導監督実施or記録義務違反。

23件の違反内容は、以下となっておりました。

データを見ると、「運転者への指導監督実施or記録義務違反」が全体の大半を占め、19件と圧倒的に多い結果となっています。その他の違反が数件にとどまっていることからも、この分野が特に課題視されていることが伺えます。

これらの課題を改善するためには、記録のデジタル化や管理体制の見直し、運転者とのコミュニケーションの強化が求められます。特に、指導監督業務を効率化できるシステムやツールの活用が、解決の鍵となるでしょう。

違反ワースト1位は指導監督・適性診断。

今回のデータでは、「指導監督・適性診断」に関連する違反が20件と、全体の大部分を占めていることがわかります。他の分類である「その他」や「事業計画・報告」の違反件数が極めて少ないことからも、指導監督や適性診断に課題を抱える企業が多い状況が浮き彫りになっています。

日常業務の違反が大半を占める結果に

データを見ると、「点呼、運転日報等、運行管理者とドライバーが接する日常業務の違反」が87%と大部分を占めています。日常的な業務だからこそ、不備が生じやすいことが原因かもしれません。

日常業務の違反対策について

2月の行政処分件数は、全体的に1月と比較して少ない結果となりました。しかし、依然として「点呼や運転日報などの日常業務の違反」が大半を占めており、特に記録不備や確認不足が多い状況は変わりません。

1月の結果と合わせて考えると、運行管理業務における「効率化」と「記録の正確性」が、企業にとって最重要課題であることが浮き彫りになっています。

このような課題に対応するため、東海電子㈱ではウェビナーやセミナーを定期的に開催しています。これらのイベントでは、「遠隔点呼」や「自動点呼」などの製品を活用した具体的な対策や、運行管理の効率化を高める方法を詳しくご紹介しています。

また、これらのイベントでは、参加者からの質問にもお答えし、現場で直面している課題に対するアドバイスや提案も行っています。運行管理の見直しや業務改善をお考えの方は、ぜひこの機会をご活用ください!

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