毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年12月度、近畿運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均約5.5件
近畿運輸局管内の12月度の行政処分は
・トラック 10事業所
・タクシー 2事業所
・乗合バス 1事業所
合計13事業所でした。
また、13事業所の合計違反数は72件でした。
1事業所あたり違反数の平均は、約5.5件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
今回公表された監査結果の端緒は、以下の内容でした。
死亡事故が多いのが気になります。
違反ワースト1位(小項目)は、事業計画変更認可違反。
72件の違反内容は、以下となっておりました。
ワースト1位の違反は事業計画変更認可違反でした。
珍しいですね。12月という時期も関係していたのでしょうか?
2位以降は、指導監督、乗務記録、点呼実施、乗務時間と「例月上位の違反」が続きます。
また、11月に引き続き運行管理者や整備管理者が受講すべき講習に関する違反がありました。
違反ワースト1位も事業計画・報告。
今月も大分類でのワースト1位も事業計画・報告関連でした。
詳細分類と同じく点呼・指導監督が続きます。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
今回は過去のデータと比較して、届出等、その他の部分の割合が大きくみられました。
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「遠隔点呼」「IT点呼」「ドライブシミュレータ」「ウェビナー」などなど
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