飲酒運転Fact sheet

年間2万2千人。

2020年の飲酒運転者の数です。

今日もどこかで、かならず誰かが飲酒運転をしています。毎日、70人・・。
中には、自損事故を起こして怪我をしたり。中には、他人を殺めたり・・。


 ・飲酒運転による死亡事故数   :176件
 ・飲酒運転事故数(死亡事故含む):3007件
 ・飲酒運転(道路交通法違反者数):25,343件

「飲酒事故死者をゼロにする」
「飲酒事故をゼロにする」
「飲酒運転をする人をゼロにする」

よく、根絶、と言いますが、目指すべきは、「飲酒運転をする人をゼロにする」が正しいのです。

なぜ、無くならないのでしょうか?

なぜ、無くす施策がどんどん打たれないのでしょうか?

漫然と、自動運転が救ってくれることを期待して、今後10年で1000人くらいは死んでもいいのでしょうか?

飲酒していることを自ら知りながら、故意で運転するひと。
飲酒したあと、もう体内にアルコールが残っていないと錯覚を起こして運転するひと。こういったひとをゼロにしないかぎり、未来の死者を救うことはできません。

統計はいつも「単年度」で表されますが、実際、飲酒運転に巻き込まれた本人や家族の悲しみは、「単年度」で消えません。

年間56人。


先般、事業用自動車総合プラン2020の検討会で報告された数字は衝撃的でした。

プロドライバー(バス、タクシー、トラック)による飲酒運転事故です。
2018年以降増加傾向にあるようです。


職業別でいうならば、この運輸安全業界・この職種こそが、まずはゼロを達成すべき・できると考えます。

なぜなら、「プロドライバーですらゼロにならないじゃないか」などという人が増え、飲酒運転根絶を諦める社会・文化が醸成されかねないからです。

むしろ、運輸業界こそ、過労防止、飲酒運転防止、健康増進等、企業における労働安全衛生の、先進モデル業種となれる可能性があります。

本サイトでは、日々起きる飲酒運転事案や、アルコール依存症問題、日本政府や各自治体、各省庁の飲酒問題への取り組み、海外の飲酒運転政策や民間の取り組み等、幅広く「飲酒関連問題」「アルコール問題」に関するトピックを取り上げてゆきます。

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