過労運転防止

バス、タクシー、トラック等、事故による死者は年間333人、事故件数は27,844にも及んでいます。

これらすべてが過労運転が原因というわけではなく、また、原因も、単一ではなく複合的な場合が多いと考えられます。過労、疲労、生活習慣による健康不安、直近の勤務状況、その日の体調、その瞬間の不注意の原因・・。


長距離バスや長距離トラックのドライバーは、操作する車両の大きさ・重量、乗せている乗客の数から、一度事故になると、被害が甚大であるため、法令によって運転時間や拘束時間が限られています。

2年前、国土交通省では、旅客・貨物運送業界における過労死認定が、他の業種とくらべて過労死認定が多いことから、行政処分の基準を厳しくしました。
https://www.mlit.go.jp/common/001229738.pdf

さらに昨年、トラック業界に対し、「荷待ち時間」というピンポイントの商慣習について、法令面から切り込む対策も実施しています。
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr4_000026.html

トラック業界も、業界として、この法改正について啓発する取り組みを広げています。
http://www.jta.or.jp/kotsuanzen/anzen/info/anzen_kisoku_kaisei201905.html

本ページでは、運輸業界における「過労」「労働時間」「拘束時間」等を中心したトピックを取り上げてゆきます。

運輸業界は、果たして、過労による事故、長時間運転による事故、何よりも、「過労状態ゼロ」を達成できるだろうか?

https://transport-safety.jp/archives/category/operation-management/preventing-overwork-driving