健康起因事故防止
バス、タクシー、トラック等、事故による死者は年間333人、事故件数は27,844にも及んでいます。
これらすべてが健康状態が原因というわけではなく、また、原因も、単一ではなく複合的な場合が多いと考えられます。
国土交通省によれば、2013年~2017年 6年間で健康起因事故を起こした運転者は1,564人にのぼるという。このうち、心臓疾患、 脳疾患、大動脈瘤及び解離が31%を占めているとのこと。
健康起因で死亡したのは267人。
疾病別内訳は、心臓疾患が53%、脳疾患が13%、大動脈瘤及び解離が13%を占めていたとされています。
出典:国土交通省自動車局 安全政策課
健康起因事故の現状と国の取組について(2020年2月18日)
過労、疲労、生活習慣による健康不安、直近の勤務状況、その日の体調、その瞬間の不注意の原因・・。
10tのトラック、40人乗客のいるバス。ドライバーが突然、意識不明等で「運転操作不能」となることが、いつあり得るかわかりません。
2017年度、「運転中、操作不能」となったドライバーは80名いたという。
本ページでは、健康起因事故ゼロを目指し、交通安全と健康について話題を提供してゆきたいと思います。
労働安全衛生法を中心に、高度に安全が要求される運輸現場における点呼テクノロジー、健康管理テクノロジー等の事例をまじえながら、企業が取り組むべき健康管理(フィジカル・メンタル)モデルを探求し、ひいては、業種を超えたすべての企業が実施可能な健康管理モデルが多く生まれることを目指して・・・
健康起因事故防止に関する記事をお届けしてゆきます。