毎月、運輸局ごと・業種ごとに監査・行政処分の結果が公表されています。
2021年5月度、関東運輸局管内の旅客(バス、タクシー)、貨物運送事業者の法令違反に対する行政処分等の状況から、「法令違反ヒートマップ」を作成してみました。
いち運輸局の、ひと月のサンプリングでしかありませんが、運輸業界でもっとも多い違反、つまり、もっとも守られていない規則は何か? 業界の実態を表しているかもしれません・・・
平均6.9件
関東運輸局管内の5月度行政処分は、
・トラック 19事業所
・タクシー 1事業所
・建設 1事業所
・運転代行 1事業所
合計22事業所でした。
また、22事業所の合計違反件数は153件でした。
1事業所あたり違反数の平均は6.9件というところでしょうか。
監査のきっかけは?
ところで、なぜ、監査を受けることになったのでしょうか?
この月の関東運輸局管内では、以下の理由を端緒として監査が行われました。
違反ワースト1位(小項目)は指導監督、続いて「乗務時間等基準告示遵守違反」
153件の違反項目は、以下となっておりました。
5月度も当たり前のごとくワースト1位は指導監督or記録義務違反でした。
続いて「乗務時間等基準告示の遵守違反」がワースト2位となりました。
人手不足だから仕方ない、売上を維持するために無理してでも運転してもらわないと困るという考えが当たり前になっていませんか?
違反ワースト1位(大分類)は指導監督、2位に乗務記録、3位点呼
4月度と同じ結果に。
因みに、22事業所中18事業所で点呼違反していました。
なぜ点呼を行うのか?必要性を再確認すべきだと思います。
運行管理者の日常業務のヌケ・モレはなぜ?
書類業務と、日常的な安全運行管理業務にわけると、以下となります。
点呼モレ・記載ミスを無くすためには・・
点呼のミスを無くすためには、手順をシステム化してしまうことです。
点呼システムを使用すれば、点呼実施者による法令誤解や、ひとによる点呼方法のバラツキをなくすことができます。
つまらない記載間違い、モレで違反とみなされないよう、「持続性のあるシステム化」をご提案します。
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